放置自転車に関する一問一答
Q.「放置自転車」とはどういう状態の自転車のことをいうの？
A. 放置自転車とは、「道路、駅前広場などの公共の場所に置かれている自転車で、利用者が自転車から離れていて直ちに移動することができない状態のもの」と改正自転車法では定義されています。
言いかえると、置いている時間の長さや置く理由にかかわらず、自転車等の利用者がその場を離れて、すぐに移動することができない（管理ができていない）状態であれば「放置自転車」となります。
Q.でも、少しくらいなら・・・1台くらいなら・・・いい？
A. その少しくらい、1台くらいが他の自転車を誘引し、1台が10台、100台と増えていってしまうのです。
Q.駅周辺で自転車を放置すれば撤去されると聞きましたが、本当でしょうか？
A. 八尾市では「八尾市放置自転車の防止に関する条例」を定めて、放置自転車対策を進めています。特に、自転車が放置されやすい市内9駅周辺を「自転車等の放置禁止区域」と定めて、その区域内に放置されている自転車と原付バイクを『移動・保管』しています。
Q.撤去しないとどんな問題が発生するの？
A. 放置自転車が引き起こす問題として次の四点が挙げられます。
第1に歩行者の通行障害です。特に小さな子どもや高齢者、体が不自由な方にとっては、歩くのに大変危険であり、車椅子が通行できない・点字ブロックの上を歩けない様な状態を起こしています。
第2に防災上の問題です。火災などの災害が発生した時、放置自転車は避難及び救助の活動を妨害します。避難路が放置自転車で狭くなっていたり、消防車などの緊急車両の進入を妨げる場合があります。
第3に自動車の通行障害です。停留所に近づけないバス、車が対向できずに渋滞するなど、自動車によるアクセスが妨げられてしまいます。
第4に街の美観です。駅前広場や歩道上の放置自転車は決して街を美しいと感じさせるものではありません。
放置自転車には以上のような問題を発生させる要因があるため、移動保管しています。
Q.チェーンキーなどで自転車をガードレールなどにくくりつけている場合は撤去しないの？
A. 条例に基づき実施している放置自転車の移動保管は、前述のとおり市民の良好な生活環境・都市機能の確保を目的におこなっています。たとえチェーンで構造物にくくりつけている場合であっても、移動保管の目的を達成するためと他の移動保管する自転車との不公平をなくすため、切断して移動保管しています。なお切断したチェーンなどは「移動保管に必要な行為」であるため補償の対象とはなりません。
Q.なぜ自転車を引き取るのに費用（自転車2,500円、原付バイク4,000円）が必要なの？
A. 放置自転車の移動保管に要した費用はすべて税金で支出されています。自転車を放置している一部の人たちのために、これらの費用のすべてを市民の皆さんの大切な税金によってまかなうことはできません。そのために自転車を放置された利用者自身からも費用を負担していただいています。
Q.駅周辺に放置していた自転車がなくなっていたけど、撤去？盗難？
A. 自転車に名前を記入している場合や、防犯登録番号（原付バイクならナンバープレート番号）が分かる場合は電話である程度確認できますので自転車保管所へ電話をして、自転車がなくなった日、置いていた近くの駅名を併せて伝えてください。電話で特定ができない場合は自転車保管所に行って確認してください。
もし、自転車保管所で保管されていない場合は、盗難の可能性があります。その時には、最寄りの交番や警察署に盗難届けを出されることをお勧めします。
Q.「あなたの所有する自転車を移動保管しています。」というハガキがきたけど？
A. 移動保管した自転車で所有者の判明した自転車については、その所有者に対してお知らせのハガキを送付しています。ハガキの内容を確認いただき引き取りにきてください。もし自転車の引き取りが最終返還日（ハガキに明記）に間に合わない場合は、自転車保管所までご連絡ください。
Q.引き取りのない自転車はどうなるの？
A. 最終返還日を過ぎた自転車は、一部をリサイクル車として国際協力を深めるために海外等へ送られ、その他は業者の方へ売却し、資源の有効活用を図っています。
