鬼をはらって、福よこい!
[2010年2月8日]

2月3日、八尾天満宮(菅尾龍太宮司、本町4丁目)で節分行事「追儺式(鬼追い式)」が行われました。
追儺式は、新しい年を迎えるにあたり、災いや病気に見舞われないために「疫鬼」「悪鬼」を退治する行事です。現在では府内で唯一、八尾天満宮だけが執り行っています。

午後7時前から参詣者らがぞくぞくと詰めかけ、神事が始まる7時30分には福を求める多くの人たちで境内は埋めつくされました。
豆まき神事のあと、たいまつを持った赤鬼・青鬼・黒鬼が登場し、境内を所狭しと暴れまわる鬼の勢いに参詣者らからは歓声が飛びかいました。中には、たいまつをかざしながら、「ウォー」とおたけびを上げる鬼に驚き、泣き出してしまう子どもも。
三鬼が拝殿に駆け上がろうとしたところで、鬼追い神が登場して三鬼を追いやり、そのあと獅子舞・お多福・大天狗・小天狗が続きました。追われた鬼が暴れまわると参詣者の興奮も最高潮に。後に続くお多福は参詣者の幸を願って鈴を鳴らしながら境内を練り歩きました。最後は鬼追い神が三鬼に矛を突きつけて鳥居前まで追い出し、神事は終了しました。

慶長年間(1596年~1615年)から始まっていたとされる八尾天満宮の追儺式。一時、途絶えていた時期もありましたが、氏子など地元住民が協力して平成12年に追儺保存会を結成し、神事を復活させています。