常光寺で大般若会が行われました
[2010年4月29日]
室町時代から伝わる河内音頭伝承の地として知られ、日本三大地蔵のひとつ「八尾地蔵」の名で古くから地域の人たちに親しまれる常光寺(本町5、片岡英俊住職)で、29日、境内に作られた回廊を赤・青鬼、閻魔大王、地蔵菩薩、稚児などが練り歩き、家内安全や町内繁盛を願う伝統行事「大般若会(だいはんにゃえ)」が行われました。
行事は毎年4月下旬に行われ、地蔵講の役員が扮する赤・青鬼、閻魔大王、七如来、地蔵菩薩が、境内広場の中を一回りする形に設置された、あの世とこの世を結ぶ道に見立てた長い回廊(長さ50m、高さ2m)に次々と登場。赤・青鬼は地獄の世界、閻魔大王は人の善悪を裁き、七如来は仏の世界に導き、地蔵菩薩は地獄に落ちた悪人を救うという地獄極楽絵巻を再現。また、宝冠を被り、晴れ衣装で着飾った稚児や僧侶らも続いて練り歩き、本堂では僧侶による大般若経の転読が行われ、家内安全、町内繁栄を祈りました。
行事の最中には、回廊の上から稚児や地蔵講らが、蓮華をかたどった魔よけの散華や厄よけのもちがまかれ、参拝客らが毎年、歓声をあげ奪い合うなどの盛り上がりをみせていました。
大般若会は、明治の末に始まり、戦争で一時中断したものの、戦後すぐに復活。地蔵講や地元の人たちに支えられ今日に至っています。片岡住職は「この歴史ある伝統行事を守っていくため、地域内外を問わず広く語り継いでいってもらいたい」と話していました。