
障がいのある人のこれまでの体験や日ごろ感じている思いなどを多くの人に理解してもらおうと、19日、文化会館(光町2)で「第9回障がい者フォーラム」が開催されました。主催は、障がい者フォーラム実行委員会、八尾市。
このフォーラムは、障がい者やボランティアなどの市民で構成する同市の障害者基本計画ワーキング会議のメンバーなど約10人が中心となって実行委員会を結成し、障がいのある人もない人もともに暮らせるまちづくりを進めようと、年1回開催されています。今年も昨年同様、障がいのある人、障がいのない人がそれぞれ夢や思いを語る「障がい者の主張」をテーマとして開催されました。

5階のレセプションホールで午後1時から始まった障がい者の主張では、NHKラジオ「ともに生きる」のキャスターで、車いすで生活する長崎圭子さんをコメンテーターに招き、10組が参加。
聴覚障がいがある桶田哲伍さんは、山登りが趣味で今後も海外の登山に挑戦していきたいという目標を手話で発表。また、祖母の介護を通じて多くのことを学んだという伊藤智子さんは「介護」を他人事でなく身近にあるものと認識し、また共有できる仲間と正しい知識を身に付けてほしいといった話、手話サークル「フレンド」による事例を交えての活動紹介などそれぞれの思いや夢などを熱く語りました。さらに、ダウン症の金城正利さんと拾井佑太さんによる日ごろ練習しているピアノ演奏や、八尾盲人福祉協会ギター教室のメンバーによるギター演奏なども行われ、観客から大きな声援と拍手が送られていました。

参加者らは、発表前は緊張した様子でしたが、自分の思いのたけを主張し終えると安堵感から清々しい達成感に満ちた表情に変わり、会場全体も、ユーモアたっぷりの絶妙な長崎さんのコメントに終始和やかな雰囲気に包まれていました。
そのほか、3階の展示室では、障がい者からの視点から見た防災展のほか、障がい者福祉作業所などの製品の展示や販売、ストラップづくりなどの体験などが行われ、多くの来場者で賑わっていました。