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十三巻 ~昔懐かしい道具たち 上~

[2012年4月26日]

昔懐かしい道具たち 上

河内木綿で作られた風呂敷、油単

 皆さんは、写真の布が何かご存じでしょうか。
 手前の3枚は風呂敷で、一昔前までは包む・敷く・掛けるといった場面では必ず使われた生活必需品でした。
 
 真ん中の四角い箱を覆っている布と大きく広げてある布は、今ではほとんど見かけなくなった「油単(ゆたん)」で、たんすなどに掛ける一枚ものや、長持ちに合わせた形に作られたものなどがありました。もともとは、調度の覆いや敷物として水気やほこりを防ぐように、単(ひとえ)の布や紙に油をしみ込ませて作られたことからこの名が付いていますが、後に油を用いていないものも油単と呼ばれるようになりました。
 
 写真の品は婚礼用に家紋や名字を染め抜いてあつらえられたもののようで、江戸時代から明治時代にかけて河内で広く栽培されていた綿から作られた河内木綿が使われています。

 江戸時代、17世紀には河内で綿の栽培や木綿の生産が盛んであったことが文書に残っていて、寛永15年(1638年)に松江重頼(しげより)が刊行した『毛吹草(けふきぐさ)』には、河内の名産品として「久宝寺木綿」が紹介されているほか、貝原益軒(えきけん)の『南遊紀行』(元禄2年[1689年])には「河内は綿を多く栽培し、その綿から織った木綿は京都で評判となっている」と記されています。
 
 さらに、宝永元年(1704年)の大和川付け替え後は、旧大和川の川床を開墾(かいこん)した新田が砂地で水はけが良く、綿栽培に適していたことからますます多く栽培されるようになりました。
 
 今回紹介した資料は安中新田会所跡旧植田家住宅に残る所蔵品で、次回はここから、昔懐かしいものを紹介していきます。

【PDFデータ】八尾歴史物語 十三巻~昔懐かしい道具たち 上~

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