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OSK日本歌劇団 悠浦あやとさん

[2012年11月1日]

記念対談~OSK日本歌劇団 悠浦 あやとさん~

悠浦氏写真

【悠浦あやとさんプロフィール】
OSK日本歌劇団劇団員。

八尾市出身・在住。
平成20年同歌劇団に入団。
今年の同歌劇団創立90周年記念公演大阪松竹座『春のおどり』ではラインダンスのセンターで踊る「ロケットボーイ」に抜擢。
男役スターとして活躍されています。

テーマ 「子どもたちへのメッセージ 諦めなければいつか夢は叶う」

今年創立90周年を迎えたOSK日本歌劇団。同歌劇団の男役スターで八尾市出身・在住の悠浦(ゆうら)あやとさんが、夢に向かって努力を積み重ねることの大切さなどについて田中市長と語り合いました。

対談風景

●自分の「憧れ」を実現したい

市長:本日は、お忙しい中お越しいただき誠にありがとうございます。7月に京都南座での公演を観劇しましたが、素晴らしい踊りや歌を見せていただき、大変感激しました。

悠浦:こちらこそ、わたしたちの公演をご観劇いただきありがとうございました。

市長:OSK日本歌劇団(以下OSK)は、わたしの父の友人が劇団員をされていたこともあり、親しみを感じています。
悠浦さんがOSKに入られたきっかけについてお話しいただけますか。

悠浦:わたしは子どものころから、当時あった奈良のあやめ池遊園地によく行っていたんですが、そこにOSKの劇場があって、公演を見て男役に憧れたことがきっかけです。
小さいころは男役は男の人がやっていると思っていて、燕尾(えんび)服を着てかっこいいな…でも自分は女性だから男役はできないな…と思っていたんですが、小学生のころ母親に「男役も女の人がやっているのよ」と教えられて、自分も男役をできるのかな…と憧れが芽生えました。
ただ身長が高くないと男役になるのは無理だと聞いていて、やっぱり難しいのかな…と思っていました。

市長:スターというのはきらびやかな存在で憧れますが、実際になるにはいろいろと条件があり、とても難しいですよね。

悠浦:中学生のときバレーボールをやったせいか、身長もどんどん伸びてきて、このままいけば男役もできるかな…男役になりたいな…と強く思うようになってきました。
劇団員を目指す人は、小さいころからバレエを習っていた人が多いんですが、わたしはそれまで歌や踊りのレッスンをしたことがなかったんです。
でも、歌劇をやりたいと強く思うようになって、高校生のときにアルバイトをしてレッスンを受けるようになったんです。
でもOSKは当時存続の危機にあって、親には、解散して無くなってしまうところを受験させられないと強く反対されました。

市長:確かにOSKは平成15年に一旦解散されるなど、危機的な存続状況に置かれた時期がありましたよね。

悠浦:OSKの存続危機については、当時、劇団員が袴(はかま)を身に付けて近鉄八尾駅で存続の署名運動をされていたりだとかを報道で知っていました。
だから親も、解散して無くなってしまうかもしれないところを受験させられないと。それで一旦は歌劇を目指すのを諦めて、音大に進んだんです。

市長:普通はそこで諦めてしまうと思うのですが、それでもOSKに入団された。そこには何か強い思いがあったと思うのですが、それをお聞かせいただけますか。

悠浦:最初、OSKが復活したのを知らず、無くなったと思っていたので、歌劇を目指すのは諦めていたんです。
そんな時、大阪松竹座での復活第一回目の公演のポスターを見かけて、公演を見に行ったんです。
そしたらやっぱりすごく面白くて華やかで、再び憧れの気持ちが強くなりました。OSKに入って男役になりたいという、自分の小さいころからの夢をどうしても実現したくなって、OSKに入れるチャンスがあるのなら受験してみたいという気持ちが沸いてきたんです。それで、親の反対を押し切って受験して入団したんです。

市長:わたしも20代半ばで政治の世界に入る時に、親には「そんなしんどいことはやめておきなさい」と反対されました。でも、本当に自分がやりたいと思うことだからこそ、しんどくても頑張れるんですよね。

悠浦:諦めずに努力すれば、夢はいつか叶うと思います。それを信じて頑張ることが大事だと思います。
市長写真

●プロであることの厳しさ

市長:悠浦さんは長い道のりを経てOSKに入団されたわけですが、入団後の歌や踊りの練習での苦労話などをお聞かせいただけますか。

悠浦:舞台のときは、毎日朝早くから夜遅くまで長時間練習をしています。練習では、ラインダンスなどほかの人と一緒に揃えて踊るのがすごく難しいですね。
でも、ぴったり揃えて踊ることで、お客さまにソロで踊るのとはまた違うパワーが伝わるので、とてもやりがいがあります。
最初は「無理だ。できない」と思っていましたが、先輩から踊り方の指導を受けて、群舞の大切さが分かってきました。

市長:シンクロナイズドスイミングを見ても思いますが、大勢の人が一糸乱れず同じ動きをするというのは大変難しいと思いますし、毎日朝から晩まで練習というのは相当厳しいでしょうね。

悠浦:入団時にわたしの同期が8人いましたが、学校の時点で練習が厳しくて辞めてしまう子もいたりして、残っているのは3人です。
プロとしてお客さまからお金をいただくという仕事になると一切妥協ができないので、どんなにしんどくても自分の体に鞭打ってでもやらなければならないときもありますから、厳しい部分はありますね。

市長:わたしも市職員の採用試験の説明会で「公務員の仕事は皆さんがイメージするより厳しいけれど、それでも八尾市のために一緒に働きませんか」と話すんです。
どんな仕事でも仕事の厳しさというのがあって、それを乗り越えてこそ自分が磨かれ、持っている夢が実現できると考えています。
悠浦さんは厳しい練習にも耐え、男役スターとなられて自分の夢を叶えられたわけですが、次のステップの夢は何ですか。

悠浦:一度ソロで歌わせていただいたことがあるんですが、プレッシャーをすごく感じて、手も足も出ないような感じで、その時は心から喜べなかったんです。ソロで歌うにはまだ自分の力が足りていないと感じ、「もう劇場から家へ帰りたい」と思ったぐらいだったんですが、いつかソロをやらなければならないときに備えて、今は自分の前で歌われている先輩スターの背中を見ながら、しっかり男役としての技術を身に付けられるよう勉強したいと思っています。
後はお客さまに楽しんでいただけるように頑張りたいと思います。
悠浦氏写真

●一緒に夢に向かって頑張ろう

市長:話は変わりますが、悠浦さんは八尾市のご出身で今も八尾にお住まいですが、八尾について感じておられることなどがあればお聞かせいただけますか。

悠浦:とても住みやすいです。稽古場のある大阪市内で住もうかと思ったこともありますが、やっぱり住み慣れていますし、難波や奈良にもすぐ行けて便利な場所ですから、ずっと住み続けたいです。

市長:小さいころはどんなことをして遊びましたか。

悠浦:ドッジボールやサッカーなど、外で遊ぶことが多かったですね。

市長:その辺はわたしたちの時代と変わらないですね(笑)。でも、子どもが伸び伸びと遊べる所が少なくなってきて、子どもたちからも「こうやったら外で遊べるのに」といった提案をもらうこともあるんです。
そういう子どもたちの思いを叶えてあげたいですし、次の世代が育つチャンスを作りたいといつも考えているんです。
悠浦さんは、次の世代が育つチャンスについて何かお考えはありますか。

悠浦:自分が舞台をやっているということもありますが、舞台も含めていろんな芸術を見ることのできる機会がもっとあればいいなと思いますね。
中学・高校で芸術鑑賞の時間があったんですが、能や落語、お芝居などを見せてもらったし、直に芸術に触れる機会があったことが、芸術に興味を持つきっかけになりました。そういう機会がいっぱいあればいいと思います。

市長:わたしの仕事でもそうですが、経験してみて初めて判断できることもありますよね。そういう意味で、子どもたちにいろいろな判断ができる機会を作ってあげることが、行政の役目の一つだと考えています。
最後に悠浦さんから、八尾の子どもたちにメッセージをいただけませんか。

悠浦:将来の夢を持って、それを叶えられるように頑張ってほしいですね。
最初はできないと思うような困難なことがあっても、叶えたい夢があれば、そのために頑張れますし、努力を積み重ねれば、いつか必ずできるようになります。
わたしもまだまだ夢を叶える途中で、これからも努力を積み重ねて頑張りますので、わたしの後輩になる八尾の子どもたちにも一緒に夢に向かって頑張ろうと伝えたいですね。

市長:ありがとうございました。ところで、生まれ育った八尾で悠浦さんの踊りや歌を披露していただくというのはいかがですか。

悠浦:ぜひ文化会館で実現できればと思います。
八尾の子どもたちに芸術に興味を持ってもらいたいですし、そういう機会の一つになればうれしいですね。

市長:八尾の子どもたちにダンスを教えていただいたり、話をしていただく機会も作れたら素晴らしいと思うのですが、いかがでしょうか。

悠浦:社会貢献といいますか、わたしにお手伝いできることがあれば、ぜひやらせていただきたいと思います。

市長:ぜひともお願いします。
わたしは八尾が大好きで、頑張る八尾の人を本当に応援したいと思っています。これからのますますのご活躍を期待しています。

二人:本日はありがとうございました。
悠浦氏、田中市長写真

平成24年7月25日

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