vol.7 つながりのあるコミュニティをめざして~南高安小学校区まちづくり協議会の取り組み~
地域の子どもたちを守り育てる
地域が主体となって策定する『わがまち推進計画』。
この計画において「地域力のある住みよいまち南高」を将来像として掲げ、地域の伝統や特色を大切にしつつ、
地域の子どもたちを地域で守り育てるコミュニティを作ろうと奮闘している
南高安小学校区まちづくり協議会の取り組みを紹介します。
新たなこども会活動
当協議会では、このままこども会の加入率が低下し続ければ、子どもたちを地域で守り育てるコミュニティが途絶えてしまうのでは
との思いから、今年度より、校区全体を対象とし、子どもたちが参加しやすいように地域住民が力を合わせ、新たなこども会活動に
取り組んでいます。
具体的な取り組みとして、春には竹馬やお手玉などの伝承遊びが体験できる「むかしあそび祭」、夏は輪投げや魚釣りなど親子で
楽しむことができる「夜店祭」が開催され、大勢の子どもたちが参加する活気のある行事になりました。当協議会では、既存のこども
会活動の良さも生かしながら、このような新たなこども会活動の充実・発展に取り組んでいます。
地域資源を活用した取り組み
このほか、市内有数の生産地であり、地域の宝として守り続けている枝豆の栽培を若い世代にも伝えようと、毎年7月ごろ、
生産者らと協力して「枝豆収穫祭」を開催しています。さらにこういった当協議会の取り組みを幅広い世代に発信するため、
年6回程度『そよかぜ通信』を発行し、より親しみを感じてもらうために誕生した当協議会キャラクター『たいころう』と共に、
分かりやすく地域の情報を伝えています。
当協議会事務局長の高山英樹さんは「子どもから大人までつながりのあるコミュニティをつくるため、地域にあるさまざまな
資源を活用しながら新たなこども会活動に力を入れている」と話しており、市も自主的・主体的な地域の取り組みへの支援を
行っていきます。
【PDFデータ】まちづくりルポ vol.7 つながりのあるコミュニティをめざして