ページの先頭です

第19号 恩智イチゴ

[2016年1月22日]

第19号 恩智イチゴ

 冬から春にかけて店先に並ぶイチゴ。本格栽培が始まったのは明治時代の初期で、昭和30年代にビニールハウスでの栽培が始まったことで全国的に出荷量を増やし、ようやく一般家庭の食卓に上るようになりました。

 昭和23年に発足し、「産業と観光と住宅をあわせもつ町」の実現を理想としていた本市ですが、八尾市史には、30年に恩智村を含む南高安町や高安村、曙川村と合併し、平坦な市街地に加え高安山ろくにかけての田園地帯を含んだことにより「大田園都市 大八尾市」として大きな前進をしたと記されています。

 本市の恩智地域において栽培の盛んだったイチゴは大きな産業であり、ブランドでもありました。恩智に住み、直木賞作家の今東光氏とも親しかった作家の崎山猷逸(さきやまゆういつ)氏が、昭和33年5月31日付の朝日新聞に以下のような文章を寄稿しています。

 「僕の住んでいる恩智というところは、いちごの最盛期である。ここが八尾市に編入されたのは、数年前のことであるから、大阪市の東部、堺市の人たちが、その日のうちに口に出来るいちごは、みんな恩智、つまり八尾市の出来である。(中略)

 僕は八尾市住民であるばかりで、市について何も知らないことに気がついて、あっと驚いた。山を降りると、いちご畑には、もう白いシャツを着たひとが、名物のいちごを採ってる姿が見えた。」

 栽培が発展した背景には、まだ冷蔵設備も充実していなかった時代において、明治22年に国鉄関西線(現JR)、大正10年に大軌電車(現近鉄)が開通したことにより、イチゴをはじめ、多くの新鮮な農作物を大阪の都心部に届けることができるようになったことが大きかったようです。

 現在でもさまざまな野菜が作られている高安山ろく一帯。『ちかごろうわさの八尾野菜。』を片手に、直売所めぐりなどはいかがでしょうか。

田中光太郎著『シャモとれんこん畑』より

田中光太郎著『シャモとれんこん畑』より
イチゴを収穫している様子

『ちかごろうわさの八尾野菜。』
枝豆や若ごぼうなど八尾特産の野菜について詳しく紹介。市内各所で配布。

八尾魅力発見! 第19号 恩智イチゴ

Adobe Reader
PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

より良いホームページにするため、アンケートにご協力ください

なお、この欄からのご意見・お問合せには返信することができませんのでご了承ください。
回答が必要なご意見・お問合せは「ご意見・お問合せ(別ウィンドウが開きます)」ページよりお願いします。

1.このページは分かりやすかったですか?

お問合せ

八尾市経済環境部産業政策課

電話: 072-924-3845 ファックス: 072-924-0180

産業政策課へのお問合せフォーム


第19号 恩智イチゴへの別ルート