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第21号 今東光

[2016年1月22日]

第21号 今東光

 明治31年(1898年)横浜市生まれの作家。両親は教育熱心で、東光氏本人も聡明で早熟でした。ところが若気の至りもあり、兵庫県にいたとき、旧制中学校を2校連続して退学となり、以後独学で通します。

  上京した東光氏は、生涯の友となる川端康成氏や、生涯の師となる谷崎潤一郎氏らと出会いました。20代の頃には才能が認められ、後に「新感覚派」と称される活躍で、『文藝春秋』の創刊にも参画しましたが、文壇の雄であった菊池寛氏と袂を分かったことが原因で、次第に活動の場は失われていきました。

  昭和5年(1930年)、突然の出家。その後、執筆のペースは落ちていきましたが、果てることのない知的欲求と、生活としての執筆の必要性もあり、書くことをやめることはなく、たゆまぬ努力を続けたことが後年の活躍に実を結びます。

  昭和26年(1951年)、53歳になって、八尾市中野(現在の西山本町)にあった天台院の特命住職を拝命。「このまま都会に埋もれてしまうより、新天地で一旗揚げてやろう」という意気込みで八尾に移り住んだ東光氏は、その人情・習俗・歴史の懐の深さに驚き、また住職としては異色の経歴である東光氏を大らかに受け入れてくれる人々と出会いました。

  高度経済成長により八尾が変化していく様を目の当たりにした東光氏は、愛する八尾と八尾の人々の姿を作品に留めようとします。八尾をモチーフにした作品群はいわゆる「河内もの」と呼ばれ、120篇を超えると言われています。

  昭和32年(1957年)には『お吟さま』で直木賞を受賞します。そして、同年、著作や講演により郷土文化の紹介に貢献したことが讃えられ、八尾市政10周年を記念して制定された第1回八尾市文化賞を受賞したのです。

  現在、八尾図書館3階にある「今東光資料館」では、東光氏と東光氏が愛した八尾を紹介する展示が行われています。



今東光氏

今東光氏

第1回八尾市文化賞授賞式

第1回八尾市文化賞授賞式

八尾魅力発見! 第21号 今東光

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