多くの住民が参加できるまちづくりをめざして~美園小学校区まちづくり協議会の取り組み~
市内各地域では、校区まちづくり協議会が中心となって、地域住民の想いやまちづくりの方向性などをまとめた「わがまち推進計画」の改定作業を進めてきました。今回は、次世代のまちづくりを担う若い世代の想いを計画に盛り込もうと、改定作業に取り組む美園小学校区まちづくり協議会についてご紹介します。
アンケート調査の結果から
当協議会では、今回の改定にあたり、3年前に作成した「わがまち推進計画」についての評価を確認することで新しい計画に生かそうと、若い世代が中心となっている美園小学校PTAの皆さんにアンケート調査を実施しました。
対象の90%以上から得られたアンケート結果では、「現行計画に満足している」との回答が大半を占めたほか、「子どもの安全・安心」については特に関心が高く、当協議会が中心となって積極的に行っている子どもの見守り活動についての認知度も高いことが分かりました。このことを受け、今後は、散歩をしている人たちにも協力を求めていくなど、一般のボランティアも増やしながら、下校時の見守りを充実させていきます。
顔見知りの輪を広げよう
当協議会会長の髙木吉久さんは、「アンケート調査を通じて、これまでの活動を理解してくれている人が多いことが分かり、今後の励みになった。次の計画では、これまでの『まちづくりの目標』を継承しつつ、子どもの自転車事故防止を目的とした『自転車クラブの創設』や、日中の災害を想定した『女性中心の防災訓練』など、取り組みの幅を広げていきたい。一人でも多くの住民が参加することで、顔見知りが増え、孤立化防止にもつながる。そうした顔見知りの輪を広げていくため、グラウンドゴルフ大会でのチーム編成を初対面同士にするなど、住民理解を得ながら今後の取り組みを工夫していきたい」と話していました。
【PDFデータ】vol.12多くの住民が参加できるまちづくりをめざして~美園小学校区まちづくり協議会の取り組み~