【講評】 やお地域まちづくりアドバイザーからの講評(8月10日、久 隆浩氏)
<やお地域まちづくりアドバイザー>
久 隆浩氏
近畿大学総合社会学部 教授
≪専門分野≫
都市まちづくり・環境デザイン・市民活動
講評の内容
- 成果報告の方法として、これからは特に報告したい事柄(ユニークな取組み、特徴のある活動など)に絞って報告する等の見せ方に工夫していく必要があります。
- 校区まちづくり協議会が発足して3年が経過していますが、既存団体(例えば自治振興委員会・地区福祉委員会)との連携した取り組みについても検討が必要です。
- 三田市の事例では、活動のすみ分けを地域に任せていて、以下の3つのタイプに分類されます。
【統合型】・・・校区まちづくり協議会が既存団体の活動を取りまとめていくもの
【補完型】・・・既存団体の活動内容をリストアップして、不足している部分、新たな部分を校区まちづくり協議会が補完していくもの
【支援型】・・・地域活動の主体は従来どおり自治振興委員会や地区福祉委員会が実施しているが、資源が不足する部分について校区まちづくり協議会と共催、応援要請など支援を行い、事業を実施するもの
連携の際、これまでの活動の棚おろしが必要となります。今後、八尾市の校区まちづくり協議会がどのような方向に進んでいくべきか、地域の特性に合わせて検討が必要です。
活発な活動にしていくための ワンポイントアドバイス
- 校区まちづくり協議会の活動は、楽しいと感じられることを、やりたい人に任せていくことが重要です
- 校区まちづくり協議会の活動主体は個人ですので、個人を単位として活動に特徴を出しましょう(例:宝塚市西谷地区の事例)