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既設の蛍光灯照明器具に直管型LEDランプへの交換は注意してください。

[2017年3月31日]

「直管型LEDランプ」は照明器具との組み合わせに注意

   現在、従来の直管蛍光灯と口金形状、長さなど構造的に互換性をもたせたさまざまな種類の直管型LEDランプが国内外の多くの事業者より販売されています。
  従来の直管蛍光灯に比べ、省エネ効果が高い製品である直管型LEDランプは、既設の蛍光灯照明器具との組み合わせを間違えると、火災の恐れがあります。
 
  特に、従来の蛍光灯と同じ口金である「G13口金」を採用している直管型LEDランプに交換する際は、既設の蛍光灯照明器具と適合する直管型LEDランプであるかをよく確認してから設置してください。

蛍光灯照明器具と直管型LEDランプの種類

   蛍光灯照明器具、直管型LEDランプとも複数の種類があります。

●蛍光灯照明器具の種類

大きく分けて以下の3つに分けられます。

・グロースタータ式

・ラピッドスタート式

・インバータ(電子・半導体)式

●直管型LEDランプの種類

大きく分けて以下の3つに分けられます。

・直流電源内蔵/商用電源直結形

・直流電源内蔵/既設安定器接続形

・直流電源非内蔵/直流入力形
   「直流電源内蔵/商用電源直結形」と「直流電源非内蔵/直流入力形」については、配線工事を行い、蛍光灯器具を改造しなければなりません。
  「直流電源内蔵/既設安定器接続形」は既設の蛍光灯照明器具にそのまま装着しても問題なく、「グロースタータ式」、「ラピッドスタート式」、「インバータ式」があります。
 この3タイプは、それぞれ両側給電方式と片側給電方式に分かれます。

 さらに、口金の形も、直管蛍光灯同様の「G13口金」のほか、直管型LEDランプ専用の「GX16t-5口金」、「R4口金」、「GZ16口金」があります。


直管型LEDランプの事故事例

   日本照明器具工業会発表の資料では、過去に発生した直管型LEDランプでの事故事例を公開しています。

東京消防庁管轄内【ケース(1)】

1. 発生日:2016年7月
2. 発生場所:  個人住宅  リビングの天井灯(間接照明)
3. ランプ:G13口金付き直管LEDランプ(中国製)         
     ラピッド式器具専用のレトロフィットタイプ
     購入ルート:ネット販売
4. 照明器具  :半導体式1灯用照明器具(既設器具)  
     適合ランプ:ラピッドスタート形蛍光ランプFLR40S/36(既設ランプ)
5. 事故現象  :火災(東京消防庁の判定)           
     ダイオードブリッジ側の電源基板焼損⇒口金樹脂及び樹脂カバー溶融
6. 推定原因  :ラピッド式器具専用の直管LEDランプが半導体式器具に誤使用された。
【このケースの想定される問題点】
  使用者がネット購入し、取付けを実施。既設ランプがラピッドスタート形であったことから、既設安定器もラピッド式と勘違いし、ラピッド器具専用の直管LEDランプを購入し、誤使用に至ったと想定される。既設安定器が半導体式であることに気付くには、天井に取付けられた既設器具の銘板を判読する必要があり一般消費者には容易ではない。以上のように、今回の誤使用は十分に想定されるケースとも考えられ、ランプメーカとしては、これを想定して最悪でも重大事故に繋がらない設計配慮が不可欠と思われる。

東京消防庁管轄内【ケ―ス(2)】

1.発生日:2016年8月
2.発生場所:  集合住宅1Fエントランス天井灯
3.ランプ:G13口金付き直管LEDランプ(中国製)   
    ラピッド式器具専用のレトロフィットタイプ   
    購入ルート:ネット販売
4.照明器具: グロー式照明器具(既設器具)
    適合ランプ:スタータ形蛍光ランプFL40S、FL40SS/37(既設ランプ)
5.事故現象:  火災(東京消防庁の判定)               
    スイッチング回路側の回路基板焼損⇒口金樹脂及び樹脂カバー溶融
6.推定原因:  ラピッド式器具専用の直管LEDランプがスタータ式器具に誤使用された。
【このケースの想定される問題点】
   使用者がネット購入し、取付けを実施。ランプ取付けに当たって、既設器具を十分確認せずに誤使用に至ったと想定される。ケース(1)同様に、一般消費者が天井に取り付けられた既設器具の銘板を判読するのは容易ではなく、今回の誤使用も十分に想定されるケースとも考えられ、ランプメーカとしては、これを想定して最悪でも重大事故に繋がらない設計配慮が不可欠と思われる。

横浜市消防局管轄内【ケース(3)】

1. 発生日: 2016年8 月
2. 発生場所: 複合ビル 2F 店舗兼事務所
3. ランプ: G13 口金付き直管LEDランプメーカー、形名の表示はなく、適合器具・不適合器具などの注意表示もなし。
     構造的には、両端給電方式で、口金ピン間はランプ内部で短絡しているタイプ。購入ルート:ネット販売(約8 年前)
4. 照明器具 :ラピッドスタート2 灯用照明器具(既設器具)適合ランプ:ラピッドスタート形蛍光ランプFLR40(既設ランプ)
5. 事故現象 :安定器が焼損し、安定器外郭が地絡し穴が開き、端部から樹脂溶出。
    (その結果、入力電線とケースとの間で地絡し、漏電警報発報。)
6. 推定原因 :口金ピン間短絡タイプのG13 口金付き直管LEDランプが、ラピッドスタート式器具に使用され、安定器のフィラメント
   回路が短絡状態になってフィラメント巻線が過熱したことによる。
【このケースの想定される問題点】
   使用者がネット購入し、取付けを実施。ランプにはメーカー・形名や適合・不適合器具の表示などなく、8 年前に購入したものであり取説などが付随していたかどうかも不明であるが、口金ピン間短絡タイプのG13 口金付き直管LEDランプが、ラピッドスタート式器具に誤使用された可能性が高い。
   ただ、仮にラピッドスタート式器具には使用できないことが謳ってあったとしても、既設安定器を確認するためには、天井に取付けられた既設器具の銘板を判読する必要があり一般消費者には容易ではない。以上のように、今回の誤使用は十分に想定されるケースとも考えられ、ランプメーカとしては、これを想定して最悪でも重大事故に繋がらない設計配慮が不可欠と思われる。

既存の蛍光灯照明器具に直管型LEDランプを取り付ける際の懸念事項

   日本照明器具工業会発表の資料では、特に従来の蛍光灯と同じ口金である「G13口金」を採用している直管型LEDランプにいついて、注意を呼び掛けております。下記表を参照ください。

長期間使用した蛍光灯照明器具に付けて使用するのはNG!

   長期間使用した蛍光灯照明器具は劣化が進んでいます。
  これにそのまま直管型LEDランプを装着し、さらに長期間使用するのは危険です。
  ランプだけ直管型LEDランプに交換するのではなく、照明器具本体ごとLEDランプ用に交換することをおすすめします。


  ※照明器具の適正交換時期は8年~10年です(電気部品関係劣化)
  引用:(一社)日本照明器具工業会

関連サイト

政府インターネットテレビ(別ウインドウで開く)「直管形LEDランプの間違った接続にご注意を!」の動画を公開しています。下記のURLからご覧ください。http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7625.html (別ウインドウで開く)

直管型 LED蛍光灯の製品事故情報に関するリーフレット

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