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平成29年10月号

[2017年12月28日]

ID:39784

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多様な性への きめ細やかな支援をめざして

「LGBT」って?

 LGBTとは、Lesbian(レズビアン・女性同性愛者)、Gay(ゲイ・男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシャル・両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー・性別越境者[生まれてきた時の性別と違う性別で生きる人])の頭文字を合わせた性の多様性を表す言葉です。 

 調査結果では、人口のおよそ5~8%がLGBTなどの性的マイノリティ(少数者)といわれており、学校に例えると、クラスに1人は当事者がいることになります。

直面する問題

 性的マイノリティの子どもは「自分を受け入れられない」「自分を出せない」「日常生活自体が難しい」などの悩みを抱えながら生活しています。「※性的指向や性自認」をからかったり、いじめの対象にしたりすることは、子どもの心を傷つけ、その後の成長に大きな影響を与えます。

学校園における きめ細やかな対応

 これまで学校園が進めてきた男女平等の取り組みは、性の多様性を認めることにもつながります。例えば、男女共に「さん」付けで呼ぶことや男女混合名簿にすることなどです。また、LGBTに関する授業をしたり、図書室などに本を置いたりポスターを掲示したりして、理解が深まるよう努めています。

 そして何より重要なことは、教職員が性の多様性について認識を深め、LGBTに対する偏見のないメッセージを子どもたちに伝えることであったり、子どもの気持ちに寄り添いながら、必要な配慮をしたりすることです。

 市では、今後も子どもたちが多様な性を受け止め、自分らしく学校生活が送れるよう、そしてすべての子どもたちにとって、安全で安心できる教育環境をめざした取り組みを進めていきます。

※ 性的指向・・・人の恋愛・性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念

※ 性自認・・・自分の性をどのように認識しているのか、どのような性のアイデンティティ(性同一性)を自分の感覚として持っているかを示す概念

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