[2022年2月24日]
ID:30812
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近年、市内各地で「安全・安心のまちづくり」を進める取り組みが活発に行われていますが、今回は、「みんなの安全と安心を自らつくるまち」を目標に掲げ、先人から受け継いだまちづくりへの想いを次世代につなげようと奮闘する南山本小学校区まちづくり協議会の取り組みをご紹介します。
道幅の狭い道路が多いこの地域では、交通事故などから子どもたちを守ろうと、高齢クラブを中心とした見守り隊が、10年以上前から下校時の声かけや見守り活動を行っています。当初は「知らない人が何をしているのだろう」と警戒されることもありましたが、徐々に学校や保護者に理解を得られるようになりました。また、帽子やベストをそろえることで、さらに活動が地域内に浸透し、今では地域住民から「ごくろうさま」「いつもありがとう」などと声をかけてもらうまでになりました。
見守り隊は、下校時に校門付近で見守りを行った後、自転車で約1時間かけて校区全体をパトロールします。パトロール中、認知症の人やけがをした子どもに出くわすこともありますが、その場合は警察や関係機関などに協力を求めます。活動を通じて協力者も増え、今では当番制を敷くまでに体制が整いました。さらに、「校区まちづくり交付金」を活用して青色防犯パトロールカーによる活動も行うなど、取り組みはますます充実しています。
当協議会会長の藤田厚吉さんは、「見守り活動を行うことで、自分自身も交通や防犯・防災の意識が高まった。今後も多くの人に見守り隊へ参加してほしいし、参加したいと思われる組織づくりをめざしたい」と話していました。
【PDFデータ】まちづくりルポ vol.10地域に根ざした「見守りパトロール」~南山本小学校区まちづくり協議会の取り組み~
八尾市人権ふれあい部コミュニティ政策推進課
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