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平成28年1月号

[2017年12月28日]

ID:33132

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全国学力・学習状況調査の公表~「生きる力」を育むために~

調査の目的と概要

 全国の小学6年生と中学3年生全員を対象とし、学力および学習状況を把握・分析するための調査が4月に実施されました。

 本調査は、教育および教育施策の成果と課題を検証して改善を図るとともに、児童・生徒一人一人が学習の到達状況を正しく知り、学力や生活について目標を持ち、その向上への意欲を高めることを目的としたものです。

学力状況調査(国語・算数/数学・理科)の結果から

 本市と全国の公立小・中学校の平均正答率を比較すると、小学校ではすべての教科・区分において、昨年度よりも全国との差が縮小するなど改善が見られました。中学校においてもすべての教科・区分において改善が見られ、特に、国語(活用)と数学(知識)においては全国水準となりました。

 各教科ごとに見ると、国語においては小・中学校共に、文脈に即して正しく漢字を読むことは全国平均以上でしたが、自分の考えを書くことには課題が見られました。

 算数・数学においては小・中学校共に、計算問題は全国平均以上でしたが、根拠を用いて事柄を説明することには課題が見られました。

 理科においては、小学校では科学的な言葉や概念の定着に課題が見られ、中学校ではさまざまなことと関連付けながら知識の定着を図ることに課題が見られました。

学習状況調査(生活や学習の様子)の結果から

 「ものごとを最後までやり遂げてうれしかったことがある」という質問項目に対し、9割以上の子どもたちが肯定的にとらえており、全国平均以上でした。

 読書時間については小・中学校共に、平日に読書をする時間の割合が増加しており、まったくしない児童・生徒の割合が減少しました。

 家庭での学習に関しては、予習・復習をしている子どもの割合は昨年度より増加しているものの、全国との差は依然大きい状況です。

 携帯電話の使用時間および所有率は昨年度同様、全国平均を上回っており、特に、小学校においては増加しているなど、使用にあたってのルール決めがますます重要になってきていると考えています。

 また、これまで行ってきた調査により、「毎日朝食を食べる」「毎日同じ時間に起きる」「家の人と学校の話をする」といった、一見、学力とは直接関係のないようなことが、実は重要であることも見えてきました。

これからの学力向上に向けて

 本市では、授業の工夫・改善、自学自習力の育成をはじめ、学びの連続性を大切にした小・中連携など、今後もさらなる指導の充実を進めていきます。

 各家庭においては、できるだけ子どもとかかわりながら、基本的な生活習慣と家庭学習の確立に向け、これからもご協力をお願いします。

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