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平成30年3月号

[2017年12月28日]

ID:41589

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平成31年度から小中一貫教育がスタートします

小中連携教育から小中一貫教育へ

 近年、国際化・情報化の進展など、社会経済情勢が急激に変化する中で、子ども一人ひとりが将来への希望を持ち、社会で生きる力を付け、自らの人生を切り拓いていく力を育はぐくむキャリア教育が教育現場に求められており、これまでの小・中学校の枠にとらわれない小中一貫教育が全国的に広がりを見せています。
 そこで市は、これまでの小中連携教育の取り組みを基礎として、昨年11月に「八尾市小中一貫教育基本方針」を策定し、平成30年度から段階的に取り組みを進め、31年度からすべての中学校区で小中一貫教育をスタートします。そして「未来を切り拓くチャレンジする『八尾っ子』」を育むため、キャリア教育の視点を生かした義務教育9年間の系統性と連続性に配慮し、一貫性のある教育活動を展開します。
小・中学校の校舎などはそのままで小中一貫教育を行います。また、小学校6年間と中学校3年間の枠組みは変わらず、入学式や卒業式もこれまでどおり行います。

小中一貫教育に期待できること

 小中一貫教育では、小・中学校9年間を見通し、学びの連続性を意識した授業の工夫・改善などにより「基礎的・基本的な力の定着」などが図られ、それに伴い学習意欲の向上が期待できます。
 また、異なる学年との交流を通じて、コミュニケーション能力や規範意識を向上させたり、小・中学校の教職員がこれまで以上に連携・協働し、子どもの発達段階を踏まえた9年間の計画的な教育活動を行ったりすることによって「中1ギャップ(中学校に進学する際に新しい環境に馴染めず、いじめや不登校が増加すること)の解消」などが期待できます。

学校・家庭・地域が一体となった取り組み

 小中一貫教育を推進するためには、学校の取り組みだけではなく、子どもたちに地域への愛着と誇りを育んでいけるよう、家庭・地域と一体で進めていくべきものと考えていますので、ご協力をお願いします。
小・中学校共通の「めざす子ども像」や9年間を見通したそれぞれの「学校教育目標」を設定し、小・中学校の教職員が連携・協働して取り組みます。
小・中学生を対象にした地域行事の開催や家庭学習の充実、地域の教育資源の活用などによって、家庭・地域との連携や協力をより一層推進します。
教育委員会事務局と学校代表者などで構成される八尾市小中一貫教育推進会議で、小中一貫教育の推進における成果や課題について議論し、評価・改善を行います。

今後の展開について

 小中一貫教育基本方針に基づき、4月に開設する「教育センター」を中心に、小中一貫教育に対する各小・中学校への指導・助言や研究支援などを行っていきます。また、高安小・中学校では施設一体型の研究拠点校として、桂中学校区では施設分離型の研究拠点校として研究を進めるとともに、先進事例の取り組みや研究成果の発信を行っていきます。

 そして、さらなる教育振興を図るため、1人の校長のもとで9年制の学校教育を行う「義務教育学校」の設置や、特別の教育課程を編成・実施する「教育課程特例校制度」、特定の学校についてほかの校区から就学を認める「特認校制度」を検討していきます。

やおの教育(vol.97)

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