ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

平成31年3月号

[2017年12月28日]

ID:45440

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

小中一貫教育がいよいよ本格実施~準備期の取り組み~

 市では、平成29年11月に策定した「八尾市小中一貫教育基本方針」に基づき、31年度からすべての中学校区で小中一貫教育を本格的に実施します。今年度はその準備期として、各中学校区でさまざまな取り組みを進めてきました。

◆計画を策定しています!

 各中学校区ではそれぞれ小中一貫教育を推進する組織を設置し、3か年の計画を策定しています。各校区の特色や子どもたちの実態に応じて、共通の「めざす子ども像」を設定し、学校・家庭・地域が一体となって取り組めるよう、準備を進めています。

◆教職員の研修にも注力!

 各校区の小・中学校の教職員がこれまで以上に連携・協働できるよう、これまでも教職員合同研修を行ってきましたが、小学校の教職員は子どもたちの中学校卒業時の姿をイメージしながら、中学校の教職員は子どもたちがどの学年で何を学んできたのかを知った上で、指導にあたる必要があることから、「9年間の学び」に、より特化した内容で研修を実施しています。

特色ある学校づくりをめざして~研究拠点校の取り組み~

 各中学校区での小中一貫教育を推進するため、高安中学校区と桂中学校区を研究拠点校として位置付け、研究を進めてきました。その成果を全中学校区に発信し、特色ある学校づくりをめざします。

高安中学校区

高安の自然や伝統とともに育む、9年間の教育

 「小・中学校の連携を通して、9年間の系統的な教育を実践すること」「郷土に誇りを持ち、未来に向かって生き抜く力を育てること」を「高安の教育」として目標に掲げ、施設一体型の教育先進校(フロンティア校) としての取り組みを進めてきました。発達段階に応じた系統性・連続性のある指導を行うための「高安スタンダード」を作成し、外国語(英語)教育や体育指導、自主学習支援の充実を図るとともに、小・中学校の合同行事なども行っています。また、地域の自然や文化などについて理解を深める「高安学」も実施しています。校区内に存在する古墳などの文化財や、希少生物であるバラタナゴについてなど、地域の協力を得ながら学ぶことで、郷土の自然や文化を守り育てようとする気持ちをはぐくんでいます。

 平成31年4月からは「高安小中学校」として義務教育学校へと移行し、職員体制およびマネージメント体制の一元化を図り、特色ある小中一貫教育をより推進し、発展させていきます。

小学6年生と中学生の合同合唱の様子

小学6年生と中学生の合同合唱

桂中学校区

「夢・誇・絆」思いを重ね取り組む一貫教育

 桂中学校区では「夢・目標を持ち、その実現に向けて努力する子ども」「自他を大切にし、誇りを持って前向きに取り組む子ども」「人とのつながりを大切にし、絆を深めていく子ども」の育成をめざし、「夢・誇・絆」をキーワードとして、小中一貫教育を推進しています。これまでも小・中学校、そして地域が連携・協力して取り組みを深めてきましたが、今年度は組織体制を再構築し、全教職員がチームに分かれて小中一貫教育における各分野を推進していけるよう、定期的に会議を行ったり、小中合同授業公開や合同研修などを実施しています。また、児童・生徒らがつながる機会として、中学生が小学校に出向いてのあいさつ活動や、年3回、小学生による中学校の授業・部活動体験などを行っています。

  平成31年4月からは教育課程特例校制度を利用し、中学校区内において積み上げてきた人権教育ならびにキャリア教育を統合させた教科を設け、子どもたちのさらなる成長につなげていきます。

中学校での授業体験の様子

中学校での授業体験

ご意見をお聞かせください

  • このページは役に立ちましたか?

  • このページは見つけやすかったですか?