[2024年5月22日]
ID:53309
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クビアカツヤカミキリは、2018年1月に特定外来生物に指定されました。これにより、飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出などが原則禁止となります。
クビアカツヤカミキリは、人体に害はない昆虫ですが、サクラやモモなどに産卵し、幼虫が樹木の内部を食い荒らす外来昆虫です。
食害が進むと、被害木の枯死や落枝、倒木などの被害が発生するおそれがあります。見つけた場合、被害の拡大防止のため、その場で駆除するようご協力をお願いします。
成虫の体長は2~4cmで、全体は光沢がある黒色で、首の周りだけが赤くなっています。
成虫は、ウメやモモ、サクラなどのバラ科の樹木に卵を産み付けます。
産み付けられた卵は、10日ほどで孵化(ふか)して幼虫となり、幼虫は、樹木内部を食い荒らしながら、2~3年かけて成長し、5~8月ごろに成虫となって、卵を幹や主枝の割れ目に産み付けます。
幼虫が入り込んだ樹木からは、大量のうどん状のフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が排出され、被害が進むと、枝が枯れ落ちたり、樹木自体が倒れる恐れがあります。
(1)成虫の防除
成虫は見つけ次第その場で駆除してください。
時期:6月~8月(発生ピークは6月中旬~7月中旬)
(2)幼虫の防除
樹幹や根から排出するフラスを掻き出し、幼虫が食入してできた坑道内の幼虫を長い針金などで駆除します。
時期:4月~10月(フラス排出期)
必要な物品:千枚通し、針金、硬めのブラシなど
(3)防風・防虫ネット利用による分散防止
防風ネット等を樹幹に巻きつけて樹から脱出した成虫を駆除し、ほかの樹への移動を防ぎます。
時期:防風ネット等の巻きつけ作業は10月~翌5月(成虫の発生前まで)に行い、6月~8月に成虫を駆除します。
必要な物品:防風・防虫ネット(目合い0.4~4mm程度、幅1~2m)、針金、ひも、ペグなど高さ2m程度まで巻きつけ、針金やひもで固定します。防風ネットを樹幹に密着させると成虫が防風ネットを噛み切るので、防風ネットを二重にして、樹幹との間に余裕を持たせます。
ネット内で成虫を見つけた場合は、その場で駆除してください。
食入孔を確認した時は、ノズルがある殺虫剤を使用し、食入孔から注入してください。
成虫を発見した場合は、被害の拡大防止のため、その場で所有者および管理者様にて駆除をお願いします。
詳しくは、下記のチラシをご覧ください。
クビアカツヤカミキリ駆除チラシ「八尾の桜を守ろう」
クビアカツヤカミキリ防除対策の手引書(大阪府立環境農林水産総合研究所)
※詳しい防除方法等については、上記ファイルをご確認ください。
クビアカツヤカミキリ簡易防除方法(大阪府みどり企画課)
※成虫の簡易な防除方法については、上記ファイルをご確認ください。
八尾市魅力創造部農とみどりの振興課
電話: 072-924-3869
ファックス: 072-924-0216
電話番号のかけ間違いにご注意ください!