[2021年6月14日]
ID:57058
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【書籍名】 「バケモンの涙」
【著 者】 歌川たいじ
【出版社】 光文社
【発 売】 令和2年6月23日
作者は2018年公開の映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」の原作者である歌川たいじさんです。
敗戦濃厚となった太平洋戦争末期。日本は未曾有の食糧難に襲われていました。
八尾市の龍華町で生まれ育った、橘トシ子 19歳。
大阪の旧家のいとはんは、国民学校の教師となるが、日本中が食糧難の中、栄養不足で命をおとす子どもたちがいました。
子どもたちを何とか助けたいと願う中、トシ子は幼いころ食べた、少ない燃料で穀物を増やせる「ポン菓子」を思い出します。
一念発起、子どもたちの命を救うためポン菓子製造機を作ろう、と使命感に燃え、製鉄所のある北九州にひとり乗り込み、工場を立ち上げるために奮闘します。
子どもたちを飢えから救い、復員した人々にポン菓子売りの職を与えた、実在の女性の苦難を乗り越えていく姿に迫る、感動の物語です。
市内書店で販売されているほか、市内の各市立図書館で貸し出しも行っています。
毎週金曜日に、大阪府広報担当副知事もずやんが公式ツイッターで、主に中高生を対象とした本の紹介をしている「さあ、本を読もう!」のコーナーの『第109回(令和3年3月19日)』で紹介されました。
「さあ、本を読もう!」のページはこちら。(別ウインドウで開く)
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