令和3年度　人権教育研修講座　第2講

　八尾市では、人権尊重の教育をより一層前進させるため、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図っています。
　
　令和3年6月17日（火）八尾市の教職員を対象に、人権教育研修講座第2講を開催しました。
　第2講では「ジェンダー・セクシュアリティを巡る人権課題」と題して、うるわ総合法律事務所の仲岡しゅん弁護士を講師にお招きし、ご講演いただきました。

　講演では、LGBT等のセクシュアルマイノリティについての知識理解を深めるためのお話と、ご自身がトランスジェンダーとして学校で経験されたことや、社会に出てから経験されたことについてのお話がありました。セクシュアルマイノリティの子どもたちが、自分らしく安心して生きていける社会にしていくために、教育の中で取り組んでいくことについて大切なことを伝えてくださいました。

　今回の研修をもとに、一人ひとりの多様性が認められる学校づくりを推進していきたいと思います。

【受講者の感想より】（一部）
・「学校にLGBTの子どもがいるということを前提として、さまざまな活動を行うことが大切だと思いました。」
・「いないのではなく言ってないだけというメッセージを忘れず、当事者の子どもに寄り添った日々の教育活動を進めていこうと思いました。」
・「信頼し、勇気を出してカミングアウトしてくれた子どもの期待をうらぎらないようにしたいです。」
・「アウティングは絶対にしてはいけないことを改めて学びました。」
・「学校現場であたりまえのように行われてきたことも、子どもたちの人権に照らし合わせて見直していく必要があると思いました。多様な性や多様な生き方、個に合わせた選択ができることなどを子どもたちに伝えていきたいです。」