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令和3年度 校長人権教育研修

[2021年8月3日]

ID:59054

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令和3年度 校長人権教育研修

 八尾市では初任者、人権担当者、管理職などを対象に複数の人権研修を実施しています。
 7月30日には、八尾市でスクールソーシャルワーカーとして活躍され、カウンセリングスペース「リヴ」所属の佐藤まどかさんを講師にお招きし、「自殺未然防止と対応~自死遺族支援の現場からの視点を加えて~」と題して校長・副校長を対象とした研修を実施しました。
《本研修テーマ》
 人権尊重の理念に立脚し、学校における教育活動のあらゆる場面において、子どもたちの人権感覚を育み、人権についての正しい知識・理解を図る学校経営のあり方等について研修し、管理職として必要な人権教育に関する認識を高め、学校における人権教育の推進及び充実に資する。

 講義の前に教育委員会事務局より、新型コロナウイルス感染症流行下においても、これまで本市の教職員が培ってきた人権教育の充実とさらなる推進が必要であることについて確認しました。

 佐藤さんからは、はじめに、子どもの考える「死」のイメージや「死生観」「自死に対する考え方」についてのお話があり、子どもの感じ方や考え方、社会から受ける影響をふまえて取り組んでいくことの必要性を学びました。
 次に子どもの発するSOSに気づくことの大切さについて、また気づいたときにどのように対応し、子どもの自死を防いでいくかについてのお話がありました。
 佐藤さんのお話の中には、佐藤さんがかかわってこられた自死遺族の会のお話もあり、親や子どもを自死で失った方たちの思いなども知ることができました。
 佐藤さんのお話から、自他の存在を大切にする「命を育む教育」を進めていく上でたいへん多くの気づきや学びを得ることができました。

 子どもたちが自分・命を大切にでき、同じように他者の存在・命の大切さを認め、様々な場面や状況下において、自他の存在・命を守っていけることを目標に、学校における人権教育をさらに推進していきたいと思います。

【参加者の感想】(一部)
・佐藤さんご自身のお話もまじえながら、自死についてのお話を聞く中で、改めて子どもと向き合うこと、寄り添うこと、自殺を未然に防止することに対するたいへん有意義なお話が聞けました。現場のお話はやはり何よりも多くの学びがあると思いました。カウンセリングマインドをしっかり持って、子どもたちと向き合うことの大切さを学びました。
・SOSに気づいた時の対応について、改めて今回の研修内容について校内で確認し、予防・対応の充実に努めていきたいです。
・子どもたち一人ひとりの感じ方や考え方はさまざまだが、心の居場所が一つでもあれば、人は救われる。このことを大切にした学校にしていきたいです。
・私たちは、毎日、子どもたちの大切な命と向き合っているということを改めて感じました。つながるということは、命と向き合うということだと思いました。本日のお話について考えながら、深めながら取り組んでいきたいと思います。


講義の様子

お問い合わせ

八尾市教育委員会事務局人権教育課

電話: 072-924-9854

ファックス: 072-923-2934

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