[2021年10月8日]
ID:59972
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令和3年6月18日に開催された国の文化審議会において、国史跡高安千塚古墳群に郡川西塚古墳と服部川支群の一部の追加指定が文部科学大臣に答申されました。これを記念し、9月25日に郡川西塚古墳で追加指定記念見学会を開催しました。
史跡高安千塚古墳群の追加指定の答申については下記URLからもご確認いただけます。
https://www.city.yao.osaka.jp/0000058251.html
郡川西塚古墳は全長約62mの前方後円墳で、明治35年(1902)の開墾の際に横穴式石室が開口しています。
石室からは、神人歌舞画像鏡(しんじんかぶがぞうきょう)や垂飾付耳飾(すいしょくつきみみかざり)などの副葬品が出土しており、現在、東京国立博物館に所蔵されています。
石室はすでに消失していますが、地元の聞き取り調査で右片袖式の横穴式石室と考えられています。
墳丘は北に前方部を向けた前方後円墳の形状が良好に残り、墳丘の周囲に盾形の周濠がめぐることが発掘調査で明らかになっています。
当日は、天候にも恵まれ散策日和となりました。
近鉄服部川駅を出発し、古代寺院の高麗寺(こまでら)跡推定地を見学したのち、郡川土地区画整理組合事務所で郡川西塚古墳についての事前講座を行いました。
講座の後は、発掘調査で見つかった埴輪や土器を見学しました。参加者らは写真を撮ったり、興味深く眺めていました。
最後に郡川西塚古墳を見学し、発掘調査で見つかった葺石や周濠の位置について、資料と見比べながら確認しました。
参加者からは、「心合寺山(しおんじやま)古墳は知っていたが、郡川西塚古墳は知らなかった。これを機にたくさんの人に知ってもらいたい」と話していました。
※現在、郡川土地区画整理事業の工事が行われているため、古墳のある敷地の中に入ることはできません。
散策の様子
事前講座
埴輪や土器の見学
郡川西塚古墳の見学の様子1
郡川西塚古墳の見学の様子2
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