[2021年11月24日]
ID:60513
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人権とは、誰もが生まれながらにして持っている、人間として幸せに生きていくための権利です。しかし、私たちの周りには多様な人権問題があります。例えば、女性・子ども・高齢者・障がいのある人・同和問題(部落差別)・外国人・性的マイノリティに対する人権問題などです。最近ではインターネットによる人権侵害や、新型コロナウイルス感染症に関連した差別などが問題視されています。
新型コロナウイルスの感染者やその家族、濃厚接触者、医療従事者などに対する差別・偏見・いじめはあってはなりません。感染への不安や恐怖によるものであっても、決して許されるものではありません。
SNSの普及に伴い、ツイッターなどで「従業員が感染しているから店には近づかない方がよい」と書き込みするなど、誰もが「匿名の発信者」になることができる時代です。差別に加担してしまう人たちの多くは、自分の言動が差別にあたるという感覚が薄いかもしれませんが、コロナ禍においては誰もが、コロナ差別の加害者にも被害者にもなりうる当事者だということを忘れてはなりません。
人にはそれぞれ違い(個性)があります。見た目や価値観など、人が違いを持っているのは当たり前ですが、時に私たちは「自分とは違う他人」に戸惑ったり避けてしまったりします。また、勝手な思い込みや固定観念から、差別や偏見が生まれてしまいます。
しかし必要とされていない個性はなく、私たちの考え方や生き方に優劣もありません。人権を尊重するということは、自分とは違う他人を受け入れ、その他人が幸せに生きていくための権利を大切に扱うということです。このことを一人一人が考え、行動することで、人権を尊重する社会の実現につながります。人権問題を難しく考えずに、まずはあなたの周りにいる人を大切にすることから始めましょう。
【令和3年12月号】「誰か」のことじゃない~12月4日から10日は人権週間~
八尾市人権ふれあい部人権政策課
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