[2021年11月19日]
ID:61528
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八尾市では、教職員を対象として、「学校における人権尊重の教育をより一層推進するため、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図る」ことを目的として、年間6回の人権教育研修講座を開いています。
令和3年11月12日(金)に、その第6講として「学校でできる自殺予防~助け上手は助けられ上手?~」と題して、立命館大学教授 川野健治さんを講師としてリモートで実施しました。
講義の前半は、自殺予防にかかわる現状や国の動向、自殺予防教育の取組みを理論立てて説明してくださいました。子どもの声や大学生の感想など具体的な内容にも触れながら、自死にいたるまでの子どもの困り感に周囲がいかに気づき、子どもといっしょに考えることの大切さを確認するとともに、強い困り感を抱えた子どもたちを支えるためには、担任以外の教職員や専門家との連携が必要不可欠であること。その連携体制を構築する際の「最初の動き」を作る役割が担任にはあり、日ごろからの準備が大切ということもお話いただきました。
講義の後半は、前半をふまえ、具体的な自殺予防プログラム(GRIP)について解説してくださいました。このプログラムには、子どもたちが自らの感情に気づき、言葉にするプログラムや、いやな気持ちになったときに心を回復するための対処法を学ぶプログラムなどがあり、子どもたちが困っている段階で、解決に向けて動き出す力をつけられるよう工夫されています。このプログラムを活用した、学校での具体的な取組みも動画などを使って紹介していただきました。
学校において、自死や自傷行為が行為として現れるまでのサインをキャッチしやすい環境を作り、支援者としてつながり、子どもと周囲をつないでいくための働きかけをすることが、自殺予防の第一歩だということを学ぶことができました。
【受講者の感想より(一部)】
・「悩むことやネガティブな思考になることは恥ずかしいことじゃない。悩んでいることを話をしてみて」というように、だれもが自分の気持ちを出しやすく、相手の気持ちを受け止められる集団、だれもが相手のことを、他人事ではなく自分のことのように考えらえる集団・仲間づくりが大切だと思いました。
・助けを求めることは、おとなにとってもハードルが高いです。でも、心を許せる人や日ごろから困っていることを出し合える場があると、ハードルは低くなっていくと思います。そして自分の居場所があることや、自尊感情の高まりが、自殺に向かうことを回避させられる、助けになるとわかり、この取組みの意義がとても深まりました。
オンラインで実施しました
八尾市教育委員会事務局人権教育課
電話: 072-924-9854
ファックス: 072-923-2934
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