[2022年5月13日]
ID:63006
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健康まちづくり科学センターでは、高齢介護課が令和3年10月に実施した 「新型コロナウイルスによる生活及び意識の変化とスマホ等デジタル機器の活用意識調査」の質問項目を一緒に検討しました。
この意識調査は、新型コロナウイルス感染防止のため自粛生活を続けてきた今の高齢者の状況を知り、「スマホ等を活用した健康づくり事業」を展開するための基礎的な資料を作成するため、実施されました。
健康まちづくり科学センターは、デジタル機器を活用した健康づくりのために、自粛生活による心身の健康状態やフレイル状況の確認も必要と考え、フレイルに関する質問項目を提案しました。質問項目は、「家の中でよくつまずいたり、滑ったりしますか」、「転ぶことが怖くて外出を控えることがありますか」、「1kmぐらいの距離を続けて歩くことができますか。」、「仕事(農作業も含む)、買い物、散歩、通院、社会活動等で外出する(家の外に出る)頻度はどれくらいですか」などです。
フレイルとは、自立した生活を送るための心身機能が低下して介護の必要性が高くなっている状態のことです。
フレイル予防のためには、高齢期においても
(1) 歯や口の健康を保ち、十分に栄養をとる
(2) しっかりと体を動かし、足腰の衰えを防ぐ
(3) 様々な活動を通じて、人との関わり
を続けることが大切です。
意識調査の結果、「一日中家の外には出ず、家の中で過ごすことが多い」という高齢者が全体の62.1%を占めるなど、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛生活などにより、フレイル状態に陥っている要支援高齢者は少なくないと考えられます。
また、1kmぐらいの距離の継続的な歩行が「できない(介助してもらう必要がある場合も含む)」の割合は、65~69歳の割合(17.9
%)が最も高く、比較的若い高齢者でも歩行能力に支障のある方がみられます。
長期にわたる自粛生活は、転倒・骨折、歩行障害など、少なからずもフレイル状態に陥る高齢者を増やしていると考えられます。 ウィズコロナ及びアフターコロナを見据えたフレイル対策を一層強化することが重要です。
この意識調査の報告書は、高齢介護課のページ(別ウインドウで開く)または市役所3階情報公開室でご覧いただけます。
八尾市健康福祉部健康まちづくり科学センター
電話: 072-994-0665
ファックス: 072-922-4965
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