[2022年4月30日]
ID:63018
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常設展示コーナーを一部変更しました。
今東光が生涯の師と慕った谷崎潤一郎。
文壇の重鎮であった谷崎は、東光から八尾の生き生きとした魅力をしきりに聞かされていました。そこで谷崎自身も「八尾を舞台にした小説」の構想をねろうと試みました。
昭和31(1956)年に、谷崎は秘書を伴い中野(現在の西山本町)の天台院の東光を訪ねてきました。そこでの八尾の土地柄・民俗・人々の気質といった、見聞きしたものの多くが谷崎にとってもたいへん興味深く、小説の参考として写真に残しました。
その『天台院写真帖』が日本近代文学館に寄託されており、今回資料の写しを展示いたします。また、谷崎の秘書の回想として、写真帖が作られた経緯や、「大谷崎」に対しても人懐こく親しく囲む八尾の人々の様子をご紹介しています。
当時の写真と、手書きのメモは臨場感満点です。是非ごらんになりお楽しみください。
八尾市教育委員会事務局 八尾図書館内
今東光資料館
電話: 072-943-3810
ファックス: 072-923-2937