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令和4年度 教頭人権研修

[2022年9月8日]

ID:65136

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令和4年度 教頭人権研修

 八尾市では初任者、人権担当者、管理職などを対象に複数の人権研修を実施しています。9月5日には、大阪歯科大学医療保健学部教授、ヤングケアラーの当事者会『ふうせんの会』代表の濱島 淑恵さんを講師にお招きし、「学校で知っておきたい『ヤングケアラー』のこと」と題して、教頭を対象とした研修を実施しました。

《本研修テーマ》
教頭として必要な人権教育の重点課題に関して認識を深めるとともに、人権が尊重された学校経営の在り方や人権尊重の視点に立った教育活動の推進、人権教育を柱とした学校づくりについて考える。

 濱島教授からは、家族の介護や身の周りの世話をするヤングケアラーの現状や、当事者の方たちに共通している思いや願いなどについて聞かせていただきました。子どもたちの中には、疲労から遅刻や欠席が増える場合があるため、身近に接する教職員が、子どもたちの置かれた環境や悩みに気づくことができるよう努めることが必要だと教えていただきました。
 そして「気になる児童生徒がいればヤングケアラーを疑って様子を見てほしい。ケアから離れられる唯一の場所である学校で、スクールカウンセラーなどと連携して悩みを聞くことで、ヤングケアラーは自分らしさを取り戻すことができる。」と助言をくださいました。
 今年6月に「改正児童福祉法」、「子ども家庭庁設置法」、「こども基本法」が成立し、「子どもの最善の利益」の実現に向けて基本理念が法制化されたといえます。今後も子どもたちが自他を大切にし、差別のない社会の担い手となっていくことを目標に、八尾市では学校における人権教育をさらに推進していきたいと思います。

【参加者の感想】(一部)
・「子どもにもどれる場所としての『学校』の理解は特に大きい」という言葉がとても心に残りました。子どもたちが言葉にできない状況をきちんとキャッチできるようになり、寄り添う支援ができるようにしたいと思います。
・「児童虐待」と「ヤングケアラー」の相違を含め、管理職としての視点を忘れずに児童に対処していく必要性や、カウンセリングの重要性についてたくさん教えていただきました。
・生徒の変化に気づき、学年、学校で情報を共有し、対応できるようにしておくことが必要であると改めて思いました。

研修の様子

お問い合わせ

八尾市教育委員会事務局人権教育課

電話: 072-924-9854

ファックス: 072-923-2934

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