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谷崎潤一郎が序文を記した中編小説「稚児」 解説動画を公開!

[2022年9月19日]

ID:65153

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川端康成も賛辞をおくった小説「稚児」

本の表紙

「稚児」表紙

谷崎潤一郎の序文

東光の師・谷崎潤一郎の序文

今東光は30歳を過ぎて出家してから、文壇の中央とは隔てをおく状態になっていましたが、執筆の手を止めたわけではありませんでした。

出家後発表された、稚児(ちご)を想ううらさびれた老僧の葛藤を描いた中編小説「稚児」は、親友・川端康成をして「東光さんは健在ですね」と言わしめ、師・谷崎潤一郎が「こういう作品は尋常の僧侶の成しうるところではないが、又尋常の小説家も書くことは出来ない」との序文を記しています。

さらには三島由紀夫も『稚児』を大絶賛していたことを瀬戸内寂聴が明らかにしていますし、「稚児」はフィクションではありながらも、貴重な資料的価値があるものと考える人も多くいます。

昭和初期、戦争の足音が迫る時局に翻弄され、公開内容の制限を受けなかなか日の目をみなかった作品でしたが、その後の一風変わった経緯も含め、今回の展示では動画で解説します。

知られざるエピソードがたくさん紹介されていますので、是非ごらんになりお楽しみください。

  1. 展示期間/令和4年9月19日(月曜日・祝日)から、当分の間を予定
  2. 休館日/月曜日(ただし祝日の場合は開館)・年末年始・その他展示替えの日等 
  3. 入館料/無料
  4. 開館時間/午前10時から午後5時
  5. 開催場所/今東光資料館(八尾図書館3階) ※図書館エントランスのエレベーターで直接お越しください。
  6. その他/マスクを着用してご来館ください。 ※新型コロナウィルス感染拡大防止等のため開館日時が変更になる場合がありますので、最新の状況はホームページ等でご確認ください。
  7. 問合せ先/電話072-943-3810(直通)

お問い合わせ

八尾市教育委員会事務局 八尾図書館内
今東光資料館
電話: 072-943-3810
ファックス: 072-923-2937

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