[2023年10月1日]
ID:67205
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最近よく耳にするフレイル。フレイルとは自立した生活を送るための心身機能が低下して介護の必要性が高くなっている状態のことです。
フレイルについて八尾市保健所長兼 健康まちづくり科学センター総長 北村明彦先生より詳しくお話します。
みなさん「フレイル」という言葉をご存じですか?
加齢によって筋力や心身の働きが低下して、「要介護」状態に近づいてきた状態を「フレイル」といいます。
誰もが避けられない過程ですが、運動、栄養、口腔ケア、社会や人とのつながりなどで、フレイルが進むスピードを遅らせ、介護が必要となる時期を先延ばしすることは、十分に可能です。
要介護状態になるまでの年齢が、「健康寿命」とされていますので、フレイルの予防と改善で健康寿命は
延ばせます。
フレイルの目安とされる症状があります。
⑴体重減少・・・筋肉が落ちて体重が減った(半年間で2~3kg以上)
⑵疲労感 ・・・普段の生活や動作でもすごく疲れるようになった
⑶歩行速度の低下・・・歩くのが遅くなり、一回の青信号で横断するのが不安になってきた
⑷筋力(握力)低下・・タオルやぞうきんがしぼれない、ペットボトルのフタが開けにくい
⑸活動量の減少・・・一日中家の中で座ったり寝たりして過ごすことが増えた
以上の5つのうち、3つ以上あてはまるとフレイル状態である可能性が高いです。
八尾市では、要支援・要介護認定を受けている高齢者は約23%おられますが、さらに要支援・要介護認定を受けていない高齢者の中で、足腰が弱くなって転びやすいなど、運動機能が下がっていてフレイルが疑われる人の割合は約12%と推定されます。(令和元年介護予防・日常生活圏域ニーズ調査より)
フレイル予防の取り組みはこちら(別ウインドウで開く)をご覧ください。
八尾市健康福祉部健康まちづくり科学センター
電話: 072-994-0665
ファックス: 072-922-4965
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