令和6年度 人権教育研修講座 第2講

八尾市では、教職員を対象に、「学校における人権尊重の教育をより一層前進させるため、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図ること」を目的として、年間6回の人権教育研修講座を開いています。

 令和6年6月18日（火）、第2講として「生活者としての外国人住民と多文化な子どもについて考えてみよう」と題して、多文化共生マネージャーの時光さんを講師にお招きしてご講義いただきました。研修では、時さんの実体験やエピソードを通して、地域で暮らす外国人住民の不安や困りごとを理解するとともに、外国にルーツのある子どもの現状や課題、必要な支援、すべての子どもが楽しく学ぶために教職員ができることについて考え、全体で共有しました。

　本研修での学びを学校現場に活かし、学校全体で子どもたちを見守るとともに、子どもたちの深い理解につなげていきたいと思います。

【受講者の感想より（一部）】

• 日本で生活する外国人が直面する壁や困りごとを知ることができました。特に、子どものことだけでなく、保護者の経験や文化の違いによる、日本社会とのつながりの困り感を知ったことが学びになりました。

• 日本語がわからない子どもたちは、毎日学校で安心できる場が少ないと考えると、まず子どもが安心できる居場所づくりが必要だと感じました。
• 子どもが何に困っているのか、何が困るのかをしっかりと見て、子どもや保護者の困り感に向き合っていきたいと思いました。