[2024年9月14日]
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いよいよ開催が近づいてきた大阪・関西万博。そのテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の「未来」に連なっていく、過去からの悠久の歴史の流れがこのまちにはあります。
戦後移り住んだ八尾で、その歴史・文化・人情の懐の深さとその価値に驚き、作品中に残そうとした直木賞作家・今東光。歴史に関しても、誰もが知る八尾ゆかりの英傑たちや、八尾の民の姿を多くの作品に描いています。
そこで、1年間で展示を前編・後編に分け、今回は後編として、室町時代から江戸時代にかけて河内・八尾の歴史に関わる東光の作品を紹介します。青年期・大正時代の文壇で名をなさんと奮闘した自らの経験や人生観も重ねてか、日本の歴史を舞台に奮闘した人々やその子孫が住まう八尾の地に東光が共感し、愛着を持っていたことが、作品を読んでみるとその端々にうかがわれます。
今回は、東光のキリシタン関係の小説にちなんで八尾市立歴史民俗資料館所蔵の河内キリシタン墓碑レプリカや、同じく河内木綿関係の小説にちなんで大阪商業大学商業史博物館所蔵の河内木綿関係資料も展示しています。
未来を描く万博への序章として、東光作品を通じて八尾の先人たちの足跡を辿ってみましょう。
チラシはこちら
八尾市教育委員会事務局 八尾図書館内
今東光資料館
電話: 072-943-3810
ファックス: 072-923-2937