[2023年8月29日]
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八尾市が「非核・平和都市宣言」を行ってから40年となることを記念し、8月22日文化会館(光町2)小ホールにて、「平和のつどい ~被爆ピアノコンサート~」が行われました。広島の爆心地のすぐ近くで実際に爆風や熱線にさらされ、飛んできたガラス片で傷だらけになった被爆ピアノが奏でる美しい音色を聴くため、定員の330名を超える多くの市民が集まりました。
八尾市「非核・平和都市宣言」の読み上げで開幕。被爆ピアノを管理所有する調律師の矢川光則さんの講話に続き、八尾市在住のピアニスト、山形昂輝(こうき)さんがクラシックや映画音楽など6曲を演奏されました。
矢川さんは被爆2世であるご自身や家族のこと、被爆者の女性がピアノを託す時に涙を流された時のエピソードなど、被爆ピアノの来歴を説明されました。被爆ピアノとの出会いが矢川さんの活動のきっかけになったことから、「皆さんも今日の出会いをきっかけに平和の尊さを考えてほしい」と訴えられました。
山形さんは1曲弾き終えるごとに、それぞれの曲に悲しみや苦しみ、また平和や未来への祈りがこめられていることを解説されました。そして披露される見事な演奏に、子どもから高齢者まで誰もが聞き入っていました。
最前列に座っていた小さなお子さんは「よく響いていて、低い音も綺麗だった」と修復されたピアノの音の豊かさに驚いた様子でした。また、ピアノを始めたばかりの娘さんと来場した方は、「ピアノの背景も知ったことで、深く感動しました。」「この子に戦争のこと平和のことを話していきたい。」と話されました。
被爆ピアノが伝える平和への祈りは、美しい音色とともに次世代の子どもたちへも伝わっていきます。
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