安中新田会所跡施設が開館15周年を迎える

　5月6日、市の文化財施設「安中新田会所跡旧植田家住宅」が開館15周年を迎え、過去の企画展の中から選りすぐられた優品を集めた「開館15周年記念展示」が開催されています。
　旧植田家住宅は、江戸時代中期の大和川付替え（1704年）後に旧河床を開墾してできた安中新田を管理する当時の施設にあたり、平成19年から復元整備し、平成21年5月にオープン。江戸時代の河内地方の典型的な豪農家の姿を残した同施設には、白黒の漆くい壁を有する木造2階建ての母屋をはじめ、土蔵や庭園、関係資料を陳列する展示室が整備されています。
　土蔵には同施設所蔵の民具が展示されているほか、母屋ではかまどで炊かれたご飯と敷地内の畑で育てられた伝統野菜など使った料理を味わえる「食事会」やワークショップ「土蔵でクラフト」、伝統文化「錦影絵」などさまざまな企画も行われています。