保育力アッププロジェクト
保育力アッププロジェクト あなたのやる気を応援します
八尾市の全就学前施設の一人ひとりの保育者の保育力アップが、八尾市の教育・保育の質の向上につながると考え、八尾市教育センターでは講師派遣の一環として『保育力アッププロジェクト』を企画しました。
「私の見取りは合っている?」「子どもの思いに寄り添えている?」など、保育実践やクラス運営をする中で、悩みは尽きないと思います。『悩む』ことは『保育力アップ』への扉です。
このプロジェクトは、このような悩みに寄り添い、保育見学を通して、個別にアドバイスをすることで、保育者の保育力アップにつなげるものです。やる気や向上心をもち、学び続ける保育者を応援し、支援いたします。
全2回の実施で、専門性の高い保育者へのステップアップを共にめざしていきましょう。
園の実態や保育者のニーズに応じた内容を一緒に考えていきます。
令和7年度:利用者からの声より抜粋
公立こども園4歳児担任A 保育経験年数30年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
- 感覚遊びから好きな遊びへの広げ方やサポート児と他児との仲立ちの方法等を知りたい。
- 子どもが「楽しい」と思いつつ、自分で遊びを進めていける遊びの見つけ方を知りたい。
<実施後>
1.プロジェクトを利用してよかった点
- あるがままのいつもの様子を見てもらえて、日々悩んでいることを具体的に相談できた。
- 指導なしのBパターンで受けることができ、とても嬉しかった。
- 日々の日誌から、子どもや自分の思いをくみ取ってもらったり、サポート児に対しての援助の助言をしてもらったりして、安心でき次の援助のヒントになることが多くあった。
2.個別アドバイスを受けて参考になった点
- 寄り添いとは、日々の生活を進める過程を楽しめるよう援助すること、自信のあることをアウトプットすること、子どもの力を信じて任せてみること、行動を選ばせることと学んだ。
- 成功体験した時に、身体への刺激(感覚、ハイタッチやゆらゆら)なども行い、心身ともに心地よく感じられるようにする支援方法を学べた。
- 子どもの問題行動をよく観察する。求めてきた時は丁寧にかかわり、落ち着いて遊んでいる時は見守る。答えをすぐに出すのではなく、一緒に考えて一緒に試すことが必要であると学んだ。
3.今後学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- 子どもが何を楽しいと思ってその遊びをしているのか、見取り方を学びたい。
公立こども園4歳児担任B 保育経験年数7年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
- 子どもの目線に立ち、一緒に遊びこむ力や遊びを展開するための援助方法を学びたい。
- 配慮が必要な子どもも、共に同じ場で活動を楽しめる保育の進め方やトラブル時の対応方法を知りたい。
<実施後>
1.プロジェクトを利用してよかった点
- 遊びのねらいやクラスの子どもの実態、気になる子どもの姿などを担任間で話すきっかけになった。
- 自分で気づけていなかった子どもの姿や発言を知ることができ、保育へどのようにつなげていくのかを考える機会になった。
2.個別アドバイスを受けて参考になった点
- ダイアリーの書き方についてのアドバイスをもらい、勉強になった。どんな時に、どの子がどんな発言をしたりしていたのかを記すようにしてみると、記録しやすくなった。
- クラス全体を見れていなかったことに気づけ、担任間で子どもの姿をより共有するようになった。
3.今後学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- 遊びの変化や次に何が必要になるのかを考え、準備していきたい。
- 家庭と連携しながら子ども理解を深めていきたい。
公立こども園5歳児担任C 保育経験年数9年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
- 子どもが、自分で気持ちのコントロールする力をつけるためには、どのようなかかわりをするといいか。
- 遊びの場や物を確保、保証したいが十分に準備することに迷う。
- 怒ったり注意したりしすぎているように感じており、悩んでいる。
- 子ども同士が認めあえるクラスづくりを目指しているが、今の援助方法でよいのか知りたい。
<実施後>
1.プロジェクトを利用してよかった点
- 不安感や悩みを打ち明けることができ、保育を落ち着いて振り返る機会になった。相談できたことで“また頑張っていこう”という気持ちになれた。
- 子どもの姿から、アプローチの仕方、かかわりへのアイデアをもらえた。
2.個別アドバイスを受けて参考になった点
- 「すごいね」だけでなく、もう一言加えて認める声かけをすることが、子どもたちの思いにつながっていくと分かり、意識がもてるようになった。
- 遊び場を回り、その場の子どもたちに声をかけて終わるのではなく、別の場所で遊んでいる友だちの様子を知らせる声かけが、友だちへの意識や興味につながることに気づけた。
- 「サービスタイム(パワーチャージの時間)」を取り入れていきたい。そのためにも、その子どものパワーの源が何かを見つけていきたい。
3.今後学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- 子どもたちの遊びに入り、もっと一緒に遊んで楽しむ力や、いろいろ試してやってみる力をもちたい。
- 安心感につながる声のかけ方やかかわり方を身につけたい。
公立こども園3歳児担任D 保育経験年数5年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
- 子どもたちが何に興味をもっているか、見取り方や援助について見てほしい。
- 気になるの子どもに対する言葉かけを知りたい。
<実施後>
1.プロジェクトを利用してよかった点
- 客観的な目線で話を聞け、自分の得意・不得意な点が明確になった。
- 自分の聞きたいことを積極的に聞け、アドバイスが分かりやすかった。
2.個別アドバイスを受けて参考になった点
- 先走って準備、提案するのではなく、子どもたちと一緒に悩むことが大事だと学んだ。
- 支援方法について悩んでいたが、子どもが視線を送っていることを知った。そのタイミングで、目線を合わせ、1対1で気持ちを共有し、積み重ねていくことが大事だと学んだ。
3.今後学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- まずは待つ!見守る!子どもと一緒に考えることを忘れず保育していきたい。
- 自分の得意を活かしつつ、スキルを磨き、引き出しやアイデアをたくさん蓄えていきたい。
令和6年度:利用者からの声より抜粋
公立こども園5歳児担任A 保育経験年数6年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
- 子どもたちが主体的に好きな遊びを楽しめる環境について
- 主体的に遊びや生活を自分たちで進めていく姿につなげるための保育者の援助について
- 好きな遊びから行事のつなげ方について
<実施後>
1.プロジェクトを利用してよかった点
- 改善すべきところとそのまま進めていいところが分かった。また、遊びや子どもの姿を聞いて、新たな視点での捉え方も学ぶことができた。
- 自分の悩んでいることを相談でき、もらった資料を読み返しながら、自分なりに理解を少しずつ深めることができた。
2.個別アドバイスを受けて参考になった点
- 指導案やダイアリーを見て、ポイントアドバイスをもらえて、自分が重要視しているところ、抜けているところに気付けた。その後、意識して保育するようになった。
- 保育者のねらいや思いを明確にもっておくこと、目の前の子どもの姿を肯定的に見取り、その上でどうしていくか日々柔軟にかかわっていくことが大切だと思った。
3.今後学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- 指導案、長期の保育計画書を書くことが苦手なので、改善していきたい。
公立こども園5歳児担任B 保育経験年数10年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
- 5歳児としてのクラス集団づくりについて
- 多様性を受け入れる集団づくりに必要な環境や援助について
- 子どもたちの“今”をピックアップして、クラスで楽しめる遊び、一人ひとりが満足できる遊びができる環境づくりについて
<実施後>
1.プロジェクトを利用してよかった点
- 公開保育とは違った視点で、自分に足りていないところを教えてもらえたこと。
2.個別アドバイスを受けて参考になった点
- 1回目で、教えてもらったことを参考に色々な方法を試したことで、クラス活動につながった。
- 2回目は、発表会の進め方を悩んでいた時期にアドバイスをもらえ、よかった。原点に立ち返り、子どもの楽しいを引き出すことができた。
3.今後学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- 子どもの困り感に寄り添い、一人ひとりが自分らしく過ごせるクラスづくりやかかわり方を学びたい
令和5年度:利用者からの声より抜粋
公立こども園1歳児担任A 保育経験年数10年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
1歳児の子どもたちが自分の思いを様々な表現で伝えてくる中、どれだけ頭を柔らかくして対応できるか、自分自身の選択肢を増やしていきたい。
<実施後>
- プロジェクトを利用してよかった点
自分の保育を第三者の目で見てもらい、具体的な改善点を教えていただけたので、次の日から保育で意識しやすかった。 - 個別アドバイスを受けて参考になった点
- 1つの動作でも、何通りもパターンを変えて楽しめることを知った。
- 様々な体の動かし方を通して、発達を促すことにもつながると理解できた。
- 今後、学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- 子どもを引き付ける力
- “おもしろい”“楽しい”先生になれるように努めたい。
公立こども園1歳児担任B 保育経験年数10年目
<実施前>
- どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
- 1歳児の発達段階に合った遊びの展開の仕方について
- 子どもたちへのかかわり方や声かけの仕方について
- 一人ひとりの思いを尊重しながら、かかわるためにどのようにしていくべきか
<実施後>
- プロジェクトを利用してよかった点
期間を空けて2回保育を見ていただくことで、子どもの育ちや遊びの変遷なども踏まえたうえでアドバイスしてもらえて、よかった。 - 個別アドバイスを受けて参考になった点
今までは、子どもの言動を受けて、すぐに応えなければという思いが強かったのですが、一呼吸置くことで子どもの気持ちに寄り添うことができ、子どもの本当の気持ちに気づきやすくなることが分かり、意識的に子どもの気持ちを考えるようになった。 - 今後、学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
目の前の子どもたちと真摯に向き合い、試行錯誤しながら遊びや生活の場を整えることを心がけていきたい。
公立こども園2歳児担任C 保育経験年数9年目
<実施前>
どんな力を身に付けたいか、見てほしいポイントなど
個別での丁寧なかかわりが必要な子どもがいる中、できるだけ子どもたちを待たさない保育をしたいと思っているが、実際には難しいことが多く悩んでいる。ヒントとなる、アドバイスをもらいたい。
<実施後>
- プロジェクトを利用してよかった点
- 経験を重ねるとなかなか自分の保育を見てもらい、アドバイスをもらうことがないので、貴重な経験となった。
- 1時間もじっくりと自分の保育について話をしてもらえて、とても贅沢だと感じた。
- 個別アドバイスを受けて参考になった点
- 『よかったところ』を言ってもらえたことで、そこは自分の強みとして自信をもって大切にしていこうと思った。
- 子どもたちの言葉にならない思いを見取ることが十分でないので、今後はその点を伸ばしていきたい。
- 今後、学びたいことや身に付けたい力(アップしたい力)など
- 経験の浅い先生たちが勉強になるような保育を意識していきたい。
- 今回のアドバイスを参考にしながら、待たせない保育を実践していきたい。
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