学力向上の取り組み

教職員自主研修について

　北山本小学校では、10月3日（金曜）、全国学力・学習状況調査・すくすくウォッチのテストの結果を踏まえ、今後の授業にどのように生かしていくのか、教職員で話し合うことができました。研修の後半は、4年国語の教材「ごんぎつね」の授業について、一緒に考えました。
　例えば、物語の山場で「ごん」の気持ちを考えさせたいときに、子どもたちに「このとき、ごんはどんな気持ちでしょう？」と問うことがあると思います。
　低学年に対しては、そのような発問がよいかといますが、中学年以降では、発問の仕方を変える必要があるかと思います。山場となる場面とそれと比較させたい場面を比べさせることで、子どもたちは、「ごん」の気持ちの変容を捉えられるようになります。このような物語文でも、読み取る方法を積み重ねていくことで、必要な情報を選択し、自分なりの考えを表出できるようになっていきます。

《参加した教職員の感想》

・全国学力・学習状況調査の問題は、今日のような機会がないとなかなか解く時間をとることが難しいので、ありがたかったです。また、授業づくりの内容も「比較」して子どもに考えさせることで、自分から文章を読み、内容理解を深めていくことができることを学びました。今日の研修で考えたことを今後の授業づくりに生かしていきたいと思います。
・貴重なお話ありがとうございました。発問の工夫一つで子どもたちが自然と読み比較することができるのだと感じました。単元ごと学年ごとに子どもたちに身につけさせたいことを意識して、ゴール設定していく必要があるとあらためて感じました。