令和7年度幼児教育研究

ページID1023308  更新日 令和8年4月3日

印刷大きな文字で印刷

研究テーマ 『子どもも大人も一人ひとりが主人公~安心と挑戦を支え合うチームおおぞら~』

研究テーマの考え方

 子どもたちの“やってみよう(挑戦)”を支えるには『安心=アタッチメント(愛着)』が基盤にあり、信頼を寄せる保育者とのかかわりを通して安心感を得ることで、外の世界に目を向け一歩踏み出すことにつながっていくと考えます。(『安心と挑戦の循環』)そして、子どもたちが安心感をもって過ごし、自分や周りの人・物を大切にしながら環境にかかわっていくためには、保育者が何を大切にしてどのような心もちで、言葉かけや援助をしていくのかも、大切なことであると考えています。

研究テーマにあるように、志紀おおぞらこども園にいるすべての子どもも大人も一人ひとりが主人公であり、思いを一つにしてチーム意識をもちながら対話を重ね、研究テーマに迫っています。

この2年間の研究は 元大阪常盤会大学短期大学部准教授 輿石 由美子 さん にご指導をいただいております

『はじめの100か月』について

『安心と挑戦の循環』について

こども家庭庁を中心に政府は『幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)』を定めています。100か月というのは、妊娠期から乳幼児期、そして幼保小の連携が重要になる就学前後、小学校1年生の終わりまでを含めています。この期間は子どもの人生のはじめの100か月であり、子どもが生涯にわたるウェルビーイング、(身体・心・社会の全ての面で幸せ)を築いていくうえで、特に大事な100か月とされています。

『はじめの100か月の育ちビジョン』のビジョンの1つに『安心と挑戦の循環』があります。

安心と挑戦の循環図

子どもたちは安心感を土台に、外の世界に一歩踏み出して挑戦し不安なことがあったり、失敗をしたりしても大人のもとへ戻って気持ちを立て直し、再び挑戦します。これを繰り返し、循環の輪が広がることで、子どもの成長と発達が促されます。

 

※『挑戦』という言葉の捉え方

『挑戦』ときくと『新しいことに挑んでみる』『難しいことに果敢にチャレンジする』というイメージがあります。私たちの考える『挑戦』は、こども家庭庁の『はじめの100カ月の育ちビジョン』と同様に、子どもたちの挑戦の第一歩である『外の世界に目を向ける』『自分の世界を広げていく』というような考え方・捉え方をしていくことを、職員間で共有。

研究実践

【公開:園内保育研究会・事例研究会】
市内の就学前施設及び小中学校に園内保育研究会・事例研究会を公開し、参加された先生と一緒に討議の柱にそって研究を深めています。また、学識者の指導・講評を受け、保育の質の向上を目指しています。

【園内研究会】

保育を公開し、『安心を基盤に挑戦している子どもたちの姿』を参加者で見取とります。また、研究討議で、担任の悩みや課題から考えた討議の柱をもとに、『安心と挑戦を支える環境構成や保育者の援助』について、学び合います。参加者とともに語り合う中で、安心と挑戦を支える環境の再構成や保育者の言葉かけ・かかわり方の見直しにつなげ、保育の質を高めていきます。

<園内研究会> 討議の柱:安心と挑戦を支える環境づくり

日付

学年

討議の柱 副題

7/3

0歳児

一人ひとりの発達に合った環境づくりとは

7/3

2歳児

子どもたちの“やってみたい”が叶う環境づくりとは

11/11

1歳児

あーだこーだとやってみた部屋の環境から、みんなで語り合おう

11/20

3歳児

一人ひとりの“楽しい”を叶えるために、今保育者ができることは

12/11

4歳児

身近な人やものにふれて、一人ひとりが心ゆくまで楽しむ保育者の見取りと環境づくりとは

12/11

5歳児

やりたい放題から安心して過ごせる空間へと変容を遂げたものとは

【事例研究会】

子どもたちの心が動いている場面の事例から、子どもの心情や遊びのプロセスを探り、参加者一人ひとりの視点で意見を出し、研究テーマに沿って討議します。また、参加者の見取りから“安心と挑戦につながった要因”と、そこから“どんな育ちや学びにつながったのか”を考え、事例を通して多様な子どもの心情や育ちがあることに気づき、子ども理解を深める機会とします。

<事例研究会> 討議の柱:安心と挑戦を支える環境づくり

日付

学年

討議の柱 副題

6/12

5歳児

カチコチの心をほぐし、一人ひとりが自己表出できる保育者のかかわり方とは

7/25

3歳児

“もっとやってみよう”と思える環境づくりと保育者のかかわりとは

7/25

一時預かり

一時預かりだからこそできる保育者のかかわりとは

9/9

2歳児

気になるものにふれようとした心の動きを支えたものとは

9/9

4歳児

心の動きを汲みとり、挑戦やつながりが広がる環境とは

11/28

0歳児

“ぼくをみて~!もっともっと!”に応答するために、保育者が大切にしたいこととは

11/28

1歳児

“いやや!とらないで”から、追いかけてまで一緒にみようとしたほど心が動いた要因とは

※その他にも研究推進会議・園内学習会・指導案検討会議(みんなDE対話)という研究方法についても実践しています。

令和7年度の成果と課題(令和8年度に向けて)

子どもたちの『安心と挑戦』を支えるための環境について研究を進めてきました。子どもの興味・関心を見取

り、担任間での対話を通して環境づくりに力を入れてきたことで、保育者が安心基地となって、子ども自ら挑戦しようとする姿につながりました。

しかし、整えた環境に興味を示さなかったり、継続して遊ばなかったりする姿も見られました。その姿を丁寧

に見取り、『なぜ?』を考え合う機会として、環境の再構成や、保育者の言葉かけを見直すことができました。

令和8年度は、『安心と挑戦の循環』を通して、子どものウェルビーイングを高めるためにも、安心基地を土台としながら挑戦を促し、子どもの育ちに必要な豊かな『遊びと体験』について、対話を通して研究していきたい。

また、保育者の得意や強みを生かすプロジェクトを立ち上げ、子どもの学びや育ちにつなげることができました。令和8年度は、子どもの得意や強み、さらには地域力にも着目し、“チームおおぞら”のメンバー全てで『みんなDE対話』を実施し、子どもも大人も一人ひとりが主人公になれるように取り組んでいきたい。

ご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか

このページに関するお問い合わせ

こども若者部 志紀おおぞらこども園
〒581-0094大阪府八尾市志紀町西2-1-10
電話番号:072-949-3194 ファクス番号:072-948-8177
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。