令和7年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練に参加しました。
緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練の実施について
令和7年10月25日(土曜日)、26日(日曜日)の2日間、奈良県において大規模地震が発生したという想定で、近畿各府県の消防本部や警察、自衛隊等の関係機関が訓練に参加しています。八尾市消防本部からは消火小隊として1隊5名を派遣しました。
この訓練は緊急消防援助隊の指揮命令、部隊の技術向上に加え、DMATなどの関係機関との連携活動を検証し、被災地である市町村の受援体制の向上を図ることを目的に毎年実施しています。
土砂災害を想定した訓練の実施について(1日目)
奈良県高取町地区で土砂災害が発生したとの想定で、この地区で活動する多くの消防車両が災害現場へ駆けつけました。
土砂により共同住宅が押しつぶされ、多くの要救助者が取り残されている中、チェーンソーやスコップ等の資機材を活用し、木材の切断や土砂の排出作業を連携して実施しました。
活動ミーティング等について
活動終了後、宿営地へ戻り当日の活動報告や翌日の活動についてミーティングを行い、情報共有を行っています。
また、後方支援隊により、エアーテントの設営や食事の炊き出しなど、実災害を想定した準備が行われました。
林野火災を想定した訓練の実施について(2日目)
2日目は林野火災が発生したとの想定で活動を行いました。
林野における火災では市街地等で発生する建物火災とは異なり、風・地形・燃焼物(枯草や樹木)など自然条件に大きく左右されるのが特徴です。そのため事前に情報収集を行い、退路の確保や活動方針等についてしっかりと話し合っています。
林野火災では、延焼が長距離かつ広範囲に拡大する恐れがあります。この訓練では、そのようなことも想定し、堺市消防局のドラゴンハイパー・コマンドユニットと呼ばれる大型放水砲搭載ホース延長車と大容量送水ポンプ車の2台のユニットを活用し、遠距離送水、斜面におけるホース延長及び放水訓練を実施しました。
最後に
緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練は近畿府県の各消防本部(局)等にとどまらず、各関係機関が一体となった活動が必要不可欠です。今回の訓練を通じて得た成果や課題の検証を行い、今後の活動に繋げて参ります。
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