ヒートショックにご注意を!

ページID1001996  更新日 令和7年1月30日

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寒暖差による気温の変化により、生じる不調(ヒートショック)について注意してください。入浴時の事故が多くなる原因の一つは、急な温度差による血圧の急激な変化です。暖房のきいた暖かい部屋から、冷え込んだ脱衣所に移動して衣服を脱ぎ、浴室も寒いと、血管が縮まり血圧が一気に上昇します。その後、浴槽に入り体が温まってくると血管が広がり、急上昇した血圧が下がります。この急激な血圧の変化により、一時的に脳内に血液が回らない貧血の状態になり一過性の意識障害を起こすことがあります。浴槽内での意識障害が溺れて死亡する事故の原因の一つとして考えられています。特に65歳以上の高齢者は、血圧を正常に保つ機能も衰えてきている場合がありますので注意してください。また、血圧が不安定な方、風呂場でめまいや立ちくらみを起こしたことのある方も注意が必要です。

ヒートショックとは

ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動することによって、失神したり心筋梗塞や脳卒中といった血管の病気などを引き起こす健康被害のことです。

イラスト:ヒートショックとは

入浴中に溺れる事故を防ぐためには?

  1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
  2. 湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にする
  3. 浴槽から急に立ち上がらない
  4. 食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
  5. お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
  6. 家族は入浴中の高齢者の動向に注意する

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イラスト:入浴中に溺れる事故の原因

お風呂で溺れている人を発見したら?

  1. 浴槽の栓を抜きつつ、浮力を使って水面から顔を出す
  2. 反応がなければ、すぐに119番通報!!
  3. 浴槽から引き上げられれば、洗い場に上げて心肺蘇生などの応急手当を開始する
  4. 上げられない場合は、お湯が抜けてから浴槽内で応急手当を行いましょう

暖かいお風呂に正しく入り、しっかり疲れをとり日常生活を送りましょう!

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消防本部 救急課
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