八尾市立桂中学校

ページID1009007  更新日 令和7年1月30日

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写真:八尾市立桂中学校

(1)工事概要

  • 工事種別:改築工事
  • 敷地面積:36,078.93平方メートル
  • 建築面積:3,630.75平方メートル 延床面積:7,470.22平方メートル
  • 構造規模:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 地上3階
  • 1階:職員室、保健室、会議室、講堂、普通教室、支援教室、配膳室 等
  • 2階:普通教室、家庭科室(被服・調理)、美術室、理科室、視聴覚室 等
  • 3階:普通教室、図書室、コンピュータ室、技術室(金工・木工)、音楽室 等

(2)工期

平成26年10月~平成28年3月

(3)特徴

建物構成について

改築前の校舎は、共用・管理ゾーンを中心に建物高さの違う普通教室棟を屋内渡り廊下でつなぐ「クラスター(ぶどうの房のような)型」を採用した特徴のある外観・空間構成をしていました。こうした象徴的な外観を継承しつつ、校内の死角解消や周辺環境への圧迫感の軽減などを実現するため、共用・管理ゾーンと普通教室ゾーンを3つのブロックに集約し、1本の中廊下でつなぐ「コンパクトクラスター型」としました。

配置構成について

北側道路境界線から校舎までの距離は改築前の校舎と同じ距離を確保し、新築校舎が沿道の景観に影響を与えないよう配慮しました。また、北側の植栽帯も鬱蒼とした高木を一部低木に植え替え、周辺環境との緩衝帯としての役割を維持しながら、明るく潤いのある街並みの形成に寄与するものとしました。

改築前とほぼ同じ位置に正門を配置し、生徒の登下校動線に変化が生じないようにしました。また、学校への車両出入口として東側に通用門を設け、歩車分離の安全に配慮しました。

平面構成について

  • 普通教室ゾーン・特別教室ゾーン・管理ゾーンに区分し、明快なゾーニングと明確な動線とすることで、平面上わかりやすい施設構成としました。
  • 普通教室ゾーンは、便所・教材庫・相談室などの必要諸室を学年毎にまとめ、各階に分割配置することで学年間の移動動線の交錯が少なくなるよう配慮しました。また、普通教室前にまとまった広さの「学年スペース」を設け、学年単位でのグループ学習など多様な学習環境に対応できるようにしました。
  • 職員室は、下足室とグラウンドを見渡せる位置に配置し、来校者の確認や不審者の侵入防止など、見通し・視認性の確保に配慮しました。また、職員室とは別に普通教室ゾーンの中央に教員室を配置するなど、施設全体が管理しやすいよう配慮しました。
  • 各ゾーンの間の階段とは別に建物両端に階段を設け、どのゾーンにおいても2方向避難経路が確保された防災上有利なものとしました。

断面構成・環境配慮について

  • 中廊下の短所となる自然採光・自然換気効率の低下を克服するため、最上階にはハイサイドライト(高窓)と通気ガラリ、階段室の吹抜け部の壁には大型のガラスサッシ、普通教室ゾーンの中央には中庭を設け、自然採光の確保と中間期の自然通風の促進に配慮しました。
  • 太陽光パネルは南向きの勾配屋根に設置し、より効率的に発電ができるようにしました。
写真:下足室
下足室
写真:普通教室
普通教室
写真:講堂
講堂

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建築部 公共建築課
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