令和5年度 日本語指導対応研修
八尾市には、外国にルーツのある児童生徒が多く在籍し、外国から八尾市の学校に直接編入する数も年々増加をしています。こうした外国にルーツのある児童生徒にとって、日本語を理解し、活用できるようになることは、外国にルーツのある子どもたちの成長や生活、進路保障等においてとても重要なことです。そのために八尾市では、日本語指導が必要な児童生徒に対する日本語指導をより充実させることを目的として、教職員への日本語指導対応研修を実施しています。
今回の研修(6月8日開催)は、「日本語指導が必要な子どもたちへのサポート ~安心して過ごすための環境づくり~」と題して、八尾市立小学校日本語指導担当教員が講師を務めました。これまで実践してきた日本語指導について、また外国から直接編入してきた子どもに対する学校の受入れ体制や、日本語がわからないことが及ぼす様々な影響と問題について、具体的な話がたくさんあり、受講者が明日から学んだことを早速取り入れてみたいと思える研修となりました。講義の中には、グループ討議の時間も設けられており、受講者は、自校において取り組む上での課題や悩みなどを出し合い、活発な意見交換を通して、解決に向けた有効な手立て等について考える場となりました。
今後も八尾市では日本語指導を必要とする児童生徒への日本語指導ならびに多言語による支援へのさらなる充実を図っていくとともに、国籍・民族・文化などの違いを尊重し、互いから学び合い、ともに生活できる多文化共生社会の担い手となる子どもたちを育てるために、すべての子どもが自分のルーツに誇りを持ち、互いを尊重できるようになるための国際理解教育や多文化共生の取り組みを推進してまいります。
受講者の感想より
- 1人で日本語指導を行おうとするのではなく、学年や学校などみんなで行うことが大切だと思いました。
- 外国籍の子どもたちは将来のイメージが難しいことも多いということが印象に残りました。もっといろいろな話をして、子どもたちが安心して心を開ける存在でありたいと思いました。
- 日本語指導が必要な生徒に対して、学校としてするべき受け入れ準備や生徒理解のために重要なことについてのお話を聞かせていただき、受け入れ段階からきちんと準備・計画していくことが大切であると感じました。
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