大阪府教育庁スクール・エンパワーメント推進事業「確かな学びをはぐくむ学校づくり推進校」

ページID1019100  更新日 令和7年7月24日

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八尾市立東中学校は令和6年度から、大阪府教育庁スクール・エンパワーメント推進事業「確かな学びをはぐくむ学校づくり推進校」の指定を受けています。令和7年度は、テーマを「 自ら工夫して問題を解決しようとする生徒の育成 ~心理的安全性とメタ認知能力を土台に~ 」と設定して、取り組みを進めています。なお、「確かな学びをはぐくむ学校づくり推進校」という言葉は長いので、「た」しかな「ま」なびの頭文字の「T」と「M」を使って、省略して「TM」と呼んでいます。本ホームページでも、以下「TM」と表記します。

研究テーマの背景

令和7年度も、改めて現代社会について考え、それをもとに「生徒にどのような力をつけさせたいか」について議論しました。

今の子どもたちは、激動する社会の変化の中で、様々な新しい壁に出合い、難しい課題に挑んでいかなくてはなりません。AIやロボットの進化もすさまじく、今の子どもたちが社会に出る10年後に、人々が社会でどんな生活を送っているのか、どんな働き方をしているのか、誰にも予測することはできません。子どもたちが大人になって、そのような予測不能な未来社会で生きていくときに、必要とする力はどんな力なのでしょうか。そのとき必要とする力は、自分で考えて行動する力ではないではないでしょうか。自分で考えて行動できる大人に育っていれば、必要な知識やスキルはその都度学ぶことができるでしょう。社会がどう変化していても自分で道を切り拓くことができるでしょう。八尾市立東中学校では、そのような議論を背景に研究テーマを「自ら工夫して問題を解決しようとする生徒の育成」と設定し、TMの取り組みを進めています。

7月の取り組み紹介

取り組んでいることについて、2つ紹介します。

1つ目は、令和6度に引き続き、生徒たちには、与えた課題にそれぞれの方法それぞれのペースで取り組ませるようにしています。生徒たちは、ときには一人で、ときには仲間と教え合ったり訊き合ったりして協力しながら、課題達成に向けて試行錯誤しています。毎日の授業の、どの学年のどの教科でも、できるだけそうさせています。令和7度の本校のメインテーマである「自ら工夫して問題を解決しようとする生徒の育成」のための取り組みです。生徒たちに、将来、主体的に社会課題を解決しようとする大人になってもらうために、今は教科学習の中で、自ら工夫して課題達成に取り組むという経験を積ませています。

2つ目は、サブテーマにある「メタ認知能力」についての取り組みです。メタ認知能力とは、自分の思考や学習過程を客観的に認識し理解する能力のことです。3年生数学科の取り組みについて紹介します。3年生数学科では、1つの単元について約10時間かけて自分のペースで学習を進めていく自由進度学習の形式で授業を進めています。その各授業では、授業の終わりにその日の学習活動について各自で振り返る時間をとっています。生徒たちは、毎時間自分の学びがどうだったかを考え、気づいたことを次の授業からの自分の学習方法や学習ペースに反映させます。生徒たちは自分で自分の学習活動の調整を行っている、と言い換えることもできると思います。「振り返り活動」を通して、生徒たちに、知識の習得だけでなくメタ認知能力・自己調整能力の向上を図らせている訳ですが、この「振り返り活動」については、授業だけでなく学校生活全般において行わせています。3年生数学科以外での取り組みも、いずれ紹介させていただきます。

振り返りプリント例

授業公開の予定

令和7年11月7日金曜日の午後に、東中学校のTMの取り組みについての研究会を開催し、全学級の授業公開(教員対象)などを行います。市内外問わず、たくさんの先生方に来校していただき、ご助言いただけたらと思っています。詳しい案内は追って掲載します。

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