谷崎潤一郎が序文を記した中編小説「稚児」 解説動画を公開!

ページID1011163  更新日 令和7年2月27日

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川端康成も賛辞をおくった小説「稚児」

写真:本の表紙
「稚児」表紙
谷崎潤一郎の序文
東光の師・谷崎潤一郎の序文

今東光は30歳を過ぎて出家してから、文壇の中央とは隔てをおく状態になっていましたが、執筆の手を止めたわけではありませんでした。

出家後発表された、稚児(ちご)を想ううらさびれた老僧の葛藤を描いた中編小説「稚児」は、親友・川端康成をして「東光さんは健在ですね」と言わしめ、師・谷崎潤一郎が「こういう作品は尋常の僧侶の成しうるところではないが、又尋常の小説家も書くことは出来ない」との序文を記しています。

さらには三島由紀夫も『稚児』を大絶賛していたことを瀬戸内寂聴が明らかにしていますし、「稚児」はフィクションではありながらも、貴重な資料的価値があるものと考える人も多くいます。

昭和初期、戦争の足音が迫る時局に翻弄され、公開内容の制限を受けなかなか日の目をみなかった作品でしたが、その後の一風変わった経緯も含め、今回の展示では動画で解説します。

知られざるエピソードがたくさん紹介されていますので、是非ごらんになりお楽しみください。

  1. 展示期間/令和4年9月19日(月曜日・祝日)から、当分の間を予定
  2. 休館日/月曜日(ただし祝日の場合は開館)・年末年始・その他展示替えの日等
  3. 入館料/無料
  4. 開館時間/午前10時から午後5時
  5. 開催場所/今東光資料館(八尾図書館3階) ※図書館エントランスのエレベーターで直接お越しください。
  6. その他/最新の開館状況、注意事項等はホームページ等でご確認ください。
  7. 問合せ先/電話072-943-3810(直通)

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〒581-0003大阪府八尾市本町2-2-8
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