令和7年度 水難救助訓練を実施しました

救助隊による水難救助訓練を実施しました！

令和7年9月1日（月曜日）、2日（火曜日）の2日間、八尾市西久宝寺の大阪府営久宝寺緑地プールにおいて、救助隊員(計30人)を対象とした水難救助訓練を実施しました。
八尾市の救助体制は、高度救助隊、志紀救助隊の計2隊を配置しており、河川等において水難事故が発生した場合は、消火隊及び救急隊とともに出場します。
高度救助隊、志紀救助隊で合同訓練を実施し、隊の連携を密にして災害現場でより安全で確実かつ迅速な活動ができるよう訓練を実施しました。
訓練内容として、船外機を積載した救命ボートによる操船訓練、浸水建物から要救助者の救出を行う訓練、水難救助資機材取扱い実践訓練等を行いました。
水害発生時に活躍する救命ボートですが、平素より訓練場所の確保に苦慮していたところ、久宝寺緑地プール管理事務所様のご協力により、訓練場所として50メートルプールの提供をしていただきました。

ボートの操船訓練を行いました。ボートに推進力を与える船外機ですが、高速回転するプロペラは非常に危険です。要救助者を巻き込むことのないよう、細心の注意を払いながら訓練を行いました。

要救助者をレスキューネット（白色ネット）と呼ばれる資機材を使用し救出しています。安全・確実・迅速に要救助者を救出することが可能です。

プールサイドに足場を設置し、水没した建物と見立て要救助者を建物上から救出する訓練を実施しました。
近年のゲリラ豪雨や河川の氾濫を想定した実践的な訓練を行い救助技術の向上を図りました。
水難救助資機材に加えて、救助隊は要救助者を安全・確実・迅速に救出するため、はしご、ロープ、カラビナなど、あらゆる資機材を使いこなす人命救助のスペシャリストです。
船外機を使用した操船訓練は、水深が必要なため、訓練を実施する場所が限られます。今回の訓練はとても貴重な訓練になりました。今後も八尾市の安全・安心を守ります。