よく使用する建築用語
建築は鉄やコンクリートなどの材料を加工し組み立てることにより成立しています。そのうえで様々な建築用語があります。
ここでは、建築業務の中でよく使われる建築用語を紹介します。
建築全般
- アーキテクチュア
家屋、ビルなどの建造物を造ることを指す。 - クラック(crack)
裂け目、割れ目を指し、建築業界では建物の外壁や内壁、基礎にできるひび割れや亀裂のこと。モルタルやコンクリートは、乾燥する際に収縮する性質があるため、クラックが発生しやすいとされる。
構造・工法
- スチール(S:Steel)
鉄骨構造の略語。主要構造部に鋼材を用いて組み立てる構造。 - ライトスチール(LS:Light Steel)
軽量形網、厚さ6mm未満の銅板を加工した鉄骨で骨組を造り、これを柱や梁として利用する工法。 - アールシー(RC:Reinforced Concrete)
鉄筋コンクリートの略語。鉄筋の周囲にコンクリートを詰めていく構造を指す。鉄筋のもつ粘り強さと引っ張りの強さ、コンクリートがもつ圧縮強度の強さを併用したことにより、火災や錆の発生を防ぐ。 - エスアールシー(SRC:Steel Reinforced Concrete)
鉄骨鉄筋コンクリートの略語。柱、梁などを鉄骨で架構し、その鉄骨材に鉄筋などを配筋してコンクリートを打設して一体構造としたもの。柱や梁の断面形状を小さくできることから高層建築物に多く採用されている。 - シーアールティー(CRT:Concrete Filled steel Tube)
コンクリート充填鋼管構造の略語。鋼管の圧縮による弱点を補うために鋼管内にコンクリートを詰めて、優れた靭性を確保させた構造形式。 - トラス(truss)
部材の接点がピン接合(自由に回転する支点)になる三角形が基本単位の構造。鉄塔、橋梁に使われる。 - もりど(盛土)
低い地盤や斜面に土砂を盛り上げて、平らな地表を作ること。またはそのような工事を施工したものを指す。
材料
- シーリング
窓枠の周りに打たれているゴムを指す。紫外線や経年により固く劣化していくため、そこに雨水が侵入し、雨漏りが発生する恐れがある。 - こうざい(鋼材)
鋼鉄を板、棒、管などに加工したもの。機械、土木、建築など広く工業用材料として使用される。 - モルタル(Mortar)
セメント、細骨材(10mmふるいを100%通過し、5mmふるいを85%通過する砂のようなもの)と水を混ぜて練ったものを指す。加工しやすく安価なため、広く用いられる。 - はり(梁)
建築時に使用する構造材のことで、上からの重さや力を柱や基礎に伝達するために、水平に組む部材の総称。 - くさび(楔)
堅い木材や金属で作られた道具で、側断面が三角形で他の断面が矩形の錘体。
隙間を広げたり、物と物が7離れないように固定したりするときに使用される。 - パラペット(paraprt)
家屋、建物の平らな屋上や、バルコニーの外観部設置される低い手すりのような部材。別名「胸壁」「扶壁」「手すり壁」という。 - スラブ(slab)
床版。鉄筋コンクリート造の建造物において、床の荷重を支える構造床を指す。
設備
- こうかすいそう(高架水槽)
高いところで水を貯め、蛇口や水洗トイレなどの水圧を上げるための機械。 - じゅすいそう(受水槽)
ビル、マンション、学校、病院など、一時に多量の水を使用する建物などで、水道局から水道管を通って送られてきた水を、いったん貯めておくタンクのこと。 - キュービクル
別名受変電設備を指す。電線を流れている高圧の電流を、施設ね位で一般的に利用できる電圧である100Vや200Vに減圧し、施設内に送る役割を担っている。 - トラップ(trup)
衛生器具を排水管の接続部や屋内排水の末端部に設ける水封装置。 - ふうすい(封水)
下水道からの臭いの上昇を防ぐために、通常、配管の一部で水を貯めている水を指す。 - エクステリア(exterior)
「屋外の設備」全般を意味する表現で、「外溝」「外装」ともいう。単に「建物の外顔」で用いる場合もある。門扉や塀、車庫。(↔インテリア)
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