八尾市におけるスクールソーシャルワーカーの活用について

　不登校や問題行動等の中には、その背景として子どもを取り巻く環境が大きな影響を与えていることがあります。そうした事例には、関係機関や専門家等も加わったチームを編成し、早期対応はもちろんのこと、その環境改善を図る必要があるケースも多くあります。

　そこで、教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識や技術を有するスクールソーシャルワーカー（以下、「SSW」という。）を八尾市立学校へ継続的に配置し、必要に応じて関係機関との連携・調整を進めながら、チーム支援体制を校内に構築し、配置校を含む中学校区における児童生徒・保護者を取り巻く環境の改善を図っています。

　併せて、巡回・派遣型SSWを配置し、SSW配置中学校区外の学校を巡回し、学校課題に対して早期対応・環境改善・生徒指導体制等の視点で助言を行うとともに、必要に応じて関係機関へつなぐ等、教職員や支援人材と関係機関等とのネットワークによる児童生徒・保護者への支援体制の充実を図っています。