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『エドワード・S・モースと八尾』

[2020年5月25日]

ID:9211

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『エドワード・S・モースと八尾』


エドワード・S・モース肖像画

 エドワード・S・モース(1838年~1925年、アメリカ合衆国)は、大森貝塚(東京都)の歴史的な発見者として知られる有名な明治時代の博物学者で、日本近代考古学の創始者とも言われています。
 モースは明治10年(1877年)に来日。東京大学の初代動物学教授を務めるかたわら、ヨーロッパでドルメンと呼ばれる巨石記念物とよく似た遺跡(古墳)が日本に多くあることに興味を抱き、古墳調査など近代日本の考古学や人類学の基礎を築いたといわれる人物です。
 モース自身が書き残した著書「日本におけるドルメン」(英語名:Dolmen in japan)において、1879年に古墳の集中地域として全国的にも有名な高安古墳群を調査したことが記されています。モースは、八尾市東部・高安地区の「服部川」、「郡川(こおりがわ)」に実際に立ち寄り、同地区に実在する横穴式古墳内部のスケッチ画を残しています。
 

開山塚古墳とモースのスケッチ画

 平成17年(2005年)の市教育委員会の調査で、モースが描き残したスケッチ画が、法蔵寺(ほうぞうじ、八尾市郡川6丁目)境内にある古墳時代の円墳・開山塚の石室左側壁であることが、126年ぶりに確認されました。
 モースが計測した羨道(えんどう)や玄室の各部のサイズや形状が、実測と最大でも40センチ程度の誤差しかないことが、モースが確実に八尾市に足を運び、調査したことの決め手となりました。


※法蔵寺(ほうぞうじ)、開山塚の詳細については、次のサイトから検索できます。
  八尾市文化財情報システム(別ウインドウで開く) (※外部サイトへ移動します)

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