「半断線」状態になっている電気コードは出火の危険あり!
家具の下敷きになっていたり、強く折れ曲がったりしている電気コードは、中の銅線が「半断線」
になっている可能性があります。
もし、このような状態で使用を続けると、断線した部分で熱が発生したり、スパークするなどして、
ビニール被覆が燃え出す危険があります。
「半断線」って?
電気器具の電源コードは、一般に細い銅線が数十本入って1本のコードになっています。
この数十本のうちの一部が切れた状態を「半断線」といいます。
これは八尾市消防署で実施した発
火実験の様子です。
この実験では、みなさんのご家庭で
も使用されている一般的な電気コード
を「半断線」状態に加工し、約1,500W
の器具をつなげて電気を流しました。
電気を流して約1分後、白い煙が出始めました。
電気コードが発火し、上にかぶせてい
た衣類(毛100%のセーターの切れ端)
に着火し燃え出した様子です。
約3分後の様子
あなたのご家庭は大丈夫ですか?一度点検してみてください。
このような症状が見つかったら要注意!
《チェックポイント》
・ コードのビニールに変色している箇所がある。
・ コードのビニールに溶融(変形)している箇所がある。
・ 使用中、異常に熱くなる箇所がある。
・ コードの中の銅線がむき出しになっている箇所がある。
このほか、コードの伸び方や折れ方で、器具の電源が入ったり、
切れたりする場合も、断線している可能性があります。