[2024年3月8日]
ID:24058
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心臓の病気等で倒れた方のほとんどが、心室細動という状態であるといいます。心室細動とは、心臓が細かく振るえ血液を全身に送り出せない状態のことです。これに最も有効な処置が、心臓の筋肉に電気的な刺激を与える電気ショック(AED)です。AEDは一般の方でも簡単に操作でき、突然の心停止から大切な人の命を救うことができます。
・機種にもよりますが、ケースからAEDを取り出すか、ふたを開けます。
・電源ボタンを押し、後は、音声メッセージと本体に点滅するランプに従って操作して下さい。
※ふたを開けると自動で電源が入る機種もあります。
・傷病者の衣服を取り除き、胸をはだけます。
・電極パッドの袋を開封し、電極パッドをシールからはがし、粘着面を傷病者の胸の肌にしっかりと貼り付けます。
・AEDには、「小学生~大人用」(従来の「成人用」)と「未就学児用」(従来の「小児用」)の2種類の電極パッドが入っている機種や、本体に未就学児用モードに切り替えるスイッチが付いている機種もあります。その場合は、小学生以上(小学生を含む)には「小学生~大人用」の電極パッド(通常モード)を使用し、未就学児には「未就学児用」の電極パッド(未就学児用モード)を使用してください。
・小学生以上には、未就学児用の電極パッド(未就学児用モード)は使用しないでください。
・従来の表記である成人用パッド(モード)、小児用パッド(モード)のままのAEDもあるので注意して下さい。
・機種によっては電極パッドのケーブルをAED本体の差込口(点滅している)に入れるものがあります。
・小児や乳児で体が小さく、うまく電極パッドが貼れないときは、胸と背中に貼ることもあります。
・電極パッドを貼り付ける際に胸骨圧迫を中断しないでください。
・傷病者の胸が汗や水で濡れている場合は、タオル等で拭き取ってから電極パッドを貼ります。
・胸に貼り薬(ニトログリセリン等)が貼られている場合は、はがして薬剤を拭き取ってから電極パッドを貼ります。
・心臓ペースメーカーが体内に埋め込まれている場合は、胸の皮膚が盛り上がっていますので、その出っ張りを避けて電極パッドを貼ってください。
・胸毛が濃い場合は、電極パッドを強く押し付けて密着させるか、貼った電極パッドを素早くはがして貼り付ける部分の体毛を除去し、予備の新しい電極パッドを貼り直します。
・金属製のアクセサリーは、直ぐ外せるなら外してください。しかし、外すのに手間取る場合は、電極パッドをアクセサリーから遠ざけて貼ってください。
・解析中は傷病者の体に触れてはいけません。
※傷病者の体に触れることにより、解析が正しく行えないことがあります。
・”ショックは不要です。”などの音声メッセージが流れた場合は、ただちに胸骨圧迫を実施して下さい。
・AEDが電気ショック(除細動)が必要なら自動的に充電が始まります。
・充電が完了しますと、”ショックボタンを押してください。”など音声メッセージや、除細動ボタンの点滅、充電完了の連続音が出ます。
・周りの人達に傷病者から離れるように指示し、誰も傷病者に触れていない事を確認してから除細動ボタンを押します。
※「みなさん、離れて!」と注意喚起することが大切です。
・ショックボタンを押すときは、傷病者に触れないでください。
※傷病者に触れることで感電する危険があります。
電気ショックが必要な場合に、ショックボタンを押さなくても自動的に電気が流れる機種(オートショックAED)が認可されました。傷病者から離れるように音声メッセージが流れ、カウントダウンまたはブザーの後に自動的に電気ショックが行われます。必ず音声メッセージに従って傷病者から離れる必要があります。
AEDの電極パッドやバッテリーには、使用期限や寿命があります。
AEDを正常に作動させるために、これらの消耗品の交換時期を表示ラベル(※2)で把握し、適切に交換しましょう。
※2 各製造販売会社より、購入店等を通じて提供されます。
以上の日常点検や消耗品の交換などについてご不明な点は、お手持ちのAEDの購入店やメーカーにお問い合わせください。
詳しくは、厚生労働省ホームページ(別ウインドウで開く)をご参照ください。
八尾市 消防署 救急係
電話: 072-992-2975
ファックス: 072-992-2281
E-mail: syoubousyo@city.yao.osaka.jp