[2023年3月27日]
ID:44037
平成7年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)や平成16年の新潟県中越地震などにおいて、大規模に盛土造成された宅地で、滑動崩落(※)による災害が発生しました。
このため、国は宅地等の安全性を確保することを目的として平成18年に宅地造成等規制法を一部改正し、併せて滑動崩落を防止するために必要な調査や工事などを支援する「宅地耐震化推進事業」を創設しました。
この宅地耐震化推進事業として、八尾市では、平成26年度及び平成27年度に第1次調査(大規模盛土造成地の把握)を実施し、大規模盛土造成地マップを作成しました。
※滑動崩落
滑動崩落とは、地震時に盛土造成された宅地において、盛土全体又は大部分が、主として盛土底面部を滑り面にして、旧地形に沿って流動、変動又は崩落する現象のことです。
(出典:国土交通省)
盛土造成された宅地のうち、以下の要件に該当するものを『大規模盛土造成地』と呼びます。
(1)谷埋め型大規模盛土造成地・・・盛土の面積が3,000平方メートル以上の宅地
(2)腹付け型大規模盛土造成地・・・盛土する前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ、盛土の高さが5メートル以上の宅地
なお、(2)腹付け型大規模盛土造成地については、八尾市にはありません。
(1)谷埋め型大規模盛土造成地
(2)腹付け型大規模盛土造成地
(出典:国土交通省)
造成前と造成後の地形図を重ね合わせて、造成前の谷間や斜面から、造成後の平坦な土地に地形が変わっている部分を抽出しています。
(出典:国土交通省)
八尾市大規模盛土造成地マップ
※ 市内には、5箇所の大規模盛土造成地が存在します。
※ 本マップは、昭和36年の地形図と直近の地形図等を重ね合わせて、大規模盛土造成地の概ねの位置と範囲を示しており、危険個所を示したものではありません。
八尾市では、宅地耐震化推進事業における社会資本総合整備計画を作成し公表しています。
社会資本総合整備計画を策定し事業を進めるにあたり、計画の事前評価を行っています。
八尾市建築部 開発指導室
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