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令和3年度 人権教育研修講座 第3講

[2021年8月1日]

ID:60543

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令和3年度 人権教育研修講座 第3講

 八尾市では、教職員を対象として、「学校における人権尊重の教育をより一層前進させるため、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図る」ことを目的として、年間6回の人権教育研修講座を開いています。

 令和3年7月27日(火)に、その第3講として、「ともに学び、ともに育つ」学校づくりについて-ともに生きる地域社会の実現に向けて-」と題して、四天王寺大学 鳥海 直美 教授を講師にお招きしてご講義いただきました。

 講義の前半では「障害者権利条約」や「障害者差別解消法」についてくわしく説明していただきながら、全ての障がい者が地域社会でともに生きる権利があること、その権利が奪われてきた歴史等についてお話をされました。そして、障がい者の意思表明権の保障、「聴かれる経験」の大切さについてお話してくださいました。

 後半は「ともに学ぶ、ともに生きるエピソード」として、大学での、障がいのある科目履修生の方と学生さんたちとの交流についてお話をされました。かかわりを通して暮らしや思い、障がい者の置かれている立場を知り、一緒に考えながら行動していく学生さんたちの姿を通して、経験的に理解する場としてのともに学ぶ場を持つことの大切さを学ばせていただきました。

 鳥海教授の「障がい者本人と出会って、互いに知り合って、本人の思いを聴くことがともに生きる社会の起点」という言葉を、ともに学び、ともに育つ学校づくりの、そして全ての人が共に生きる社会の実現に向けての大切な視点として学校教育を推進していきたいと思います。

 【受講者の感想より(一部)】

・障がいのある人たちが、普段の生活の中で、どんなことが困難で、どんなことがつらかったのかを知ることができました。法や条約が整備される中で、障がいのある人が自ら意思決定し、意見を表明するための支援を周囲の人がどこまで出来るか、尊重できるかがとても大きいと思いました。社会的障壁を解消するために、何事もあたりまえと思いこまないこと、個別の実態を把握し、寄り添うことが大切だと改めて感じました。「ともに学ぶ、ともに育つ」学校づくりには課題がたくさんあります。まずは私たち教員がアンテナを高くはり、学校全体で共有することを第一歩として取り組んでいきたいです。

・全ての子どもの意思表明権を大切にしようと思いました。子どもの意思表明権を大切にしようという思いや工夫があれば、その機会を奪うことなく、子どもの思いを聞き、それについて一緒に考えて学び合う場を共有できるということを感じました。二学期は全ての子どもに「どうしたい?」と聞いて考えることのできる教室・授業をつくっていきたいです。

講義をされている鳥海教授(オンラインにて)

受講の様子

お問い合わせ

八尾市教育委員会事務局人権教育課

電話: 072-924-9854

ファックス: 072-923-2934

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